Linda Chatterton (リンダ・チャッタートン)
フルート奏者
Linda Chatterton (リンダ・チャッタートン)。アメリカの女性フルート奏者。
ウィスコンシン州フォート・アトキンソン出身。ジュリア・ボゴラドに師事してミネソタ大学で音楽修士号を取得し、ボニータ・ボイドの奨学生としてイーストマン音楽院で音楽学士号を取得した。ニューヨークのカーネギーホールとアリス・タリーホールで演奏し、シカゴの権威あるデイム・マイラ・ヘスシリーズのリサイタルを担当、ナショナル・パブリック・ラジオのパフォーマンス・トゥデイで何度も全米で聴かれている。 ミネアポリスを拠点に活動しており、ミネソタ管弦楽団をはじめとする多くのグループと共演し、ハープ、ギター、ピアノとのデュオ演奏者として定期的にツアーを行っている。協奏曲のソリストとしても、アメリカやヨーロッパで伝統的なレパートリーや現代的なレパートリーを数多く演奏している。また、米国国務省の芸術大使として海外でも活躍している。中国、タイ、香港、台湾でのコンサートツアー、ロシア・モスクワの国立エルミタージュ室内管弦楽団との協奏曲演奏とモスクワ音楽院でのマスタークラス、UAE、スペイン、キューバ、モンテネグロ、ルーマニアでのコンサートとマスタークラス、ピアニスト・マシュー・マクライトとのオーストラリアでのコンサートツアー、ニューヨークのディメナセンターでの香港人作曲家の現代室内楽のコンサートなど幅広く活躍している。マクナイト・アーティスト・フェローシップ・フォー・ミュージシャンを2度受賞した最初の、そして唯一のフルート奏者であり、ジェローム財団、ミネソタ州芸術局、アメリカ作曲家フォーラムから多くの賞を受賞している。イーディ・ヒル、ルー・ペイ、アビー・ベティニス、ジョセリン・ハーゲン、デヴィッド・ケシュリー、ウェンディ・ワン・キ・リー、アーロン・トラバース、伊藤巧真、ブライアン・シアック、ロベルト・シエラなどの作品を含む数多くの作品を委嘱、録音、初演している。最近では、ハワイ交響楽団、指揮者ジョアン・ファレッタ、パイパ奏者ガオ・ホンとともに、チェン・イーのフルートとパイパの協奏曲「Southern Scenes」を世界初演、2019年5月にはセントポールで、ミネアポリスギターカルテットと、キューバの作曲家レオ・ブローウェルのフルートとギターカルテットのための「Balaada del Bosque y el Ave」を世界初演した。2023年には、チェンバーミュージック・アメリカのクラシカル・コミッション助成により、ブラジル系アメリカ人作曲家クラリス・アサドが彼らのために書いた新作を初演した。CBSマスターワークス、イノーバ、ゴシックレーベルからレコーディングを行い、またインディーズで7枚のCDをリリースしている。2019年9月に「Songs and Dances for Solo Flute」をリリース。
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