Aaron Rosand (アーロン・ローザンド)
ヴァイオリニスト
Aaron Rosand (アーロン・ローザンド)。アメリカの男性ヴァイオリニスト。1927年3月15日生まれ。2019年7月9日没。
インディアナ州ハモンド出身。シカゴ・ミュージカル・カレッジでレオン・サメティーニに、カーティス音楽院でエフレム・ジンバリストに師事した。1948年にニューヨークでデビュー、1958年にはカーネギー・ホールで初リサイタルを開き、1960年にレナード・バーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルハーモニックでソロデビューした。演奏活動の傍らで、1981年から亡くなるまでカーティス音楽院で教鞭をとった。教え子には、アレクサンダー・カー、ベンジャミン・ボウマン、レイ・チェン、ユーチン・ツェン、リチャード・リン、スティーブン・ワ―ツ、ジェシカ・リンネバック、吉田恭子らがいる。ロマン派のレパートリーに対する洞察力と情熱的な演奏、そして美しい音色で知られる、数多くのレコーディングを行い、世界中で多くの主要オーケストラやコンサート団体と共演。1960年代には、バトラー大学が主催する「フェスティバル・オブ・ネグレクテッド・ロマンティック・ミュージック」に出演し、何十年も聴かれていなかった作品を復活させ、ロマンティック・リヴァイヴァルの先陣を切った。2009年10月、1957年にコチャンスキー未亡人から購入した1741年製のグァルネリ・デル・ジェス（ポール・コチャンスキーが所有していたヴァイオリン）を、ロシアの実業家に約1,000万米ドルで売却した。これはヴァイオリンの最高額とされ、ロザンドはカーティス音楽院に150万ドルを寄付している。
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