Andrzej Jasinski (アンジェイ・ヤシンスキ)
ピアニスト
Andrzej Jasinski (アンジェイ・ヤシンスキ)。ポーランドの男性ピアニスト。1936年10月23日生まれ。
チェストコワの中等音楽学校を卒業後、1959年、カトヴィツェ音楽大学のヴワディスワワ・マルキエヴィツォウナのピアノ・クラスを優秀な成績で卒業した。1960年、マリア・カナルス・コンクールで優勝し、その後、マグダ・タグリアフェロのもとで研鑽を積んだ。1961年、カルロ・ゼッキ指揮のトリノRAIオーケストラと共演してデビュー。ソ連、ドイツ、フランス、ウルグアイ、日本などで数多くの公演を行った。1961年からは母校のカトヴィツェ音楽院で教鞭をとり、1973年から1996年までピアノ科の指導にあたる。1973年から1981年にかけては、シュトゥットガルトでピアノ教室の講師も務めた。教え子にはクリスティアン・ジマーマン、ヨアンナ・ドマンスカ、イエジー・ステルジンスキ、クシシュトフ・ジャブウォンスキ、マグダレーナ・リサク、ズビグニエフ・ラウボ、ラファウ・ウシェフスキ、ベアタ・ビリンスキらがいる。ザルツブルクのモーツァルテウム・サマーアカデミーやイモラのインコントロ・コル・マエストロ・ピアノアカデミーなどでピアノコースを教えている。ワルシャワ（第14、15、16回ショパン国際ピアノコンクール審査委員長）、ボルツァーノ（フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノコンクール）、ブリュッセル（エリザベート王妃国際音楽コンクール）、フォートワース（ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール）、モスクワ（チャイコフスキー国際音楽コンクール）、リーズ（リーズ国際ピアノコンクール）など、数多くの国際ピアノコンクールで審査員を務めている。1995年にカロル・ミアルキ賞、2007年にヴォイチェフ・コルファンティ賞、2010年にルクス・エクス・シレジア賞を受賞した。2005年10月、文化大臣から金メダル「文化功労者-グロリア・アルティス」、2019年9月11日にはカトヴィツェ市の名誉市民の称号を授与された。2019年、ポーランドの文化・国家遺産大臣賞を受賞。2006年12月14日にカトヴィツェ音楽院から、2007年5月にワルシャワのフレデリック・ショパン音楽大学から名誉博士号を授与された。
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