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Elizabeth Joy Roe (エリザベス・ジョイ・ロウ)

ピアニスト

Elizabeth Joy Roe (エリザベス・ジョイ・ロウ)。アメリカの女性ピアニスト。

シカゴ出身。韓国系アメリカ人の両親のもとに生まれる。13歳の時にイタリアで開催されたIBLA国際ピアノコンクールでグランプリを獲得。これまでに全米芸術振興財団、ミュージック・フォー・ユース財団、全米アジア女性専門家協会などから数々の賞を受賞。ジュリアード音楽院でヨヘヴェド・カプリンスキーに師事し、全額奨学生として学士号と修士号を取得し、トーマス・マン、マルセル・プルースト、E・M・フォースターの小説における音楽の表現に関する論文で、学業優秀賞を受賞。1997年にシカゴ・フィルとグリーグのピアノ協奏曲を演奏してデビューを果たし、その後、セントルイス、サンフランシスコ、ミルウォーキー、インディアナポリス、ボルダー、カルガリー、ハートフォード、ツーソン、サンタフェ、シュリーブポート、ワコ、ウィニペグ、ショートウクワ、コーパスクリスティ、ラボック、アルスビバ、城南、ジュリアードの交響楽団、インディアナポリスとミルウォーキー室内オーケストラ、シカゴシンフォニータ、そしてメトロポリタン歌劇場のオーケストラメンバーらと出演している。指揮者のレナード・スラットキン、ヴァイオリニストのダニエル・ホープ、ヴィオリストのリチャード・オニール、チェリストのラルフ・カーシュバウム、パーカー・カルテット、ジャズピアニストのシェリー・バーグなど、著名なアーティストと共演。また、ニューヨークを拠点とする室内楽集団Decoda（カーネギーホール提携アンサンブル）、Trio Ariadne（グリーンミュージックセンター・アンサンブルインレジデンス）のメンバーであり、ピアニストのグレッグ・アンダーソンとは「アンダーソン＆ロウ・ピアノ・デュオ」を結成し、コンサート、作曲の分野で活躍している。またジャズ界のレジェンド、ボビー・マクフェリン、チック・コリアらと共演したほか、ピエール・ブーレーズ主催のメシアン作曲家100周年記念式典でカーネギーホール初演、国連やEG会議、シカゴ・アイデアウィーク、ラ・シウダード・デ・ラ・イデアを含む国際指導シンポジウムでのパフォーマンス披露、米国大使館主催の芸術的レジデンシーなどでに演奏を披露している。これまでにロンドン交響楽団と指揮者エミール・タバコフとブリテンとバーバーのピアノ協奏曲をカップリングの録音、ソロアルバム『Images Poetiques』（Universal Classics / DG）、4枚のピアノデュオアルバムなどをリリースしており、2016年には、デッカ・クラシックスからジョン・フィールドのノクターン全曲を録音などをリリースしている。カーネギーホール、ジュリアード音楽院、ワイル音楽院（現在はアンサンブル・コネクト）のプログラムである「アカデミー」の初代フェローの一人ととして活動し、カーネギーホールでアンサンブルACJWと定期的に演奏し、クイーンズのPS131Qで教え、ニューヨークの子供音楽キャンペーンの共同監督を務めた。この熱心な教育活動が認められ、マグロウヒル・カンパニーズのロバート・シャーマン賞（音楽教育およびコミュニティ・アウトリーチ部門）を受賞した。また、スミス・カレッジの客員アーティストおよび音楽講師、ソノマ州立大学のワイル・ホール・アーティスト・イン・レジデンスで教鞭をとっている。

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