Rachel Roberts (レイチェル・ロバーツ)
ヴィオリスト
Rachel Roberts (レイチェル・ロバーツ)。イギリスの女性ヴィオリスト。
ヨーロッパを代表するヴィオリストの一人であり、ソリストや室内楽奏者として国際的に活躍している。ソリストとして、クリストフ・フォン・ドナーニ、アンドラーシュ・シフ、リチャード・ヒコックスなどの指揮者と共演し、フィルハーモニア管弦楽団、ケルン・カンマーオーケストラ、スイスのカンマーフィルハーモニー・グラウブンデン、マンチェスター・カメラータ室内管弦楽団などと協奏曲を演奏している。また、BBCテレビのドキュメンタリー番組「The Passions of Vaughan Williams」では、リチャード・ヒコックスとフィルハーモニア管弦楽団と共にヴィオラ・ソリストを務め、ドイツ、スイス、ロンドンでは、ヴァイオリニストのクリスチャン・テツラフ、アンティエ・ヴァイトハース、ベンジャミン・シュミットと共に、モーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテを演奏している。室内楽奏者として、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ウィーンのムジークフェライン（グランド・ザール）、フランクフルトのアルテ・オーパー、ロンドンのウィグモア・ホール、ロイヤル・フェスティバル・ホール、カドガン・ホール、セント・ジョンズ・スミス・スクエア、キングス・プレイスなどに出演している。また、ザルツブルク音楽祭、ウィーン音楽祭、シューベルティアーデ、ハインバック、メクレンブルク・フォアポンメルン、ハンブルク「オエステトーン」、ロフォーテン、シュティフトなどの国際的な室内楽フェスティバルに定期的に招かれている。 室内楽の録音は、Hyperion、Champs Hill Records、Signum Classics、cAVI、Deutsche Rundfunkなどのレーベルで行っており、Diapason D'or、Fonoforum MagazineのCD of the month、Gramophone MagazineのBBC Chamber Choiceなどの賞を受賞している。cAVIレーベルでピアニストのラース・フォクトと共演したソロCD（シューベルト、ブリテン、ショスタコーヴィチ）をリリース。2016年には日本でピアノ・カルテットと弦楽六重奏曲の演奏を行った。2018年にはウィグモアホールでスティーヴン・イッサーリス、ジョシュア・ベルと2回のコンサートを行い、2020年にはウィグモアホールでアリーナ・イブラギモヴァ、スティーヴン・イッサーリス、アラスデア・ビートソンとの共演を果たした。ドイツでクリスチャン・テツラフ、フロリアン・ドンデラー、マリー・エリザベート・ヘッカー、ターニャ・テツラフと一緒に、シューベルトの弦楽五重奏曲ハ長調D.956を録音・演奏し、ジュリアン・プレガルディエン、マーティン・ヘルムヒェンとの「シュヴァンゲザング」と演奏した。レイチェル・ロバーツは、ギルドホール音楽演劇学校のヴィオラ科の教授を務めている。英国では、ブリテン・ピアズ・ヤング・アーティスト・プログラム、ダーティントン・インターナショナル・サマースクール、チェザムス・スクール・オブ・ミュージック、バーミンガム・コンセルヴァトワール、ギルドホール音楽演劇学校などでマスタークラスを行っている。
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