Tim Fain (ティム・フェイン)
ヴァイオリニスト
Tim Fain (ティム・フェイン)。アメリカの男性ヴァイオリニスト。
カリフォルニア州サンタモニカ出身。UCLAの神経生理学者である父のもとで7歳からヴァイオリンを習い始め、10歳のときには、小学5年生のクラスメートの前でベートーヴェンの「春のソナタ」を演奏した。中学時代に家族とともにイギリスのケンブリッジで暮らした際にロンドンの王立音楽院でハロウチューン・ベデリアンに師事した。アメリカへ帰国後、サンタモニカのCrossroads School for the Arts and Sciencesに通い、高校に進学。また、コルバーン・スクールのヴァイオリン・マスタークラスとレッスンのプレカレッジ・プログラムにも参加した。フィラデルフィアのカーティス音楽院とジュリアード音楽院で音楽の正式な高等教育を受け、ヴィクトル・ダンチェンコ、フェリックス・ガリミール、リチャード・グード、ロバート・マンなどの著名な音楽家や教育者に師事した。2007年、マリン・アルソップ指揮のボルチモア交響楽団とアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲「嘆きと祈り」を共演、クリストフ・ケーニッヒ指揮のピッツバーグ交響楽団とフィリップ・グラスの協奏曲第2番「アメリカの四季」を共演した。2006年には、母校カーティス交響楽団と、フィラデルフィアのキンメルセンターでオットー・ヴェルナー・ミューラー指揮によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ニ長調を演奏した。2000年から2002年までリンカーンセンター室内楽協会のメンバーを務め、その後も複数回にわたって同協会と共演している。2015年にはナショナル・ソーダストでシモーヌ・ディナーシュタインとともにシューマン、ラッサー、バッハの作品を演奏している。2015年、マドリードのソフィア王妃美術館でスペイン国立管弦楽団とマックス・リヒターの『ヴィヴァルディ・リコンポーズ』とアントニオ・ヴィヴァルディの『四季』を客演指揮し、ソロ・ヴァイオリンを演奏した。また2015年、フェインは80歳の誕生日を迎えたダライ・ラマ14世のために、ピーク・マインド・ファウンデーション・サミットで演奏した2017年、カーネギーホールで行われたアメリカン・コンポーザーズ・オーケストラの40周年記念コンサートで、フィリップ・グラスのヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」を演奏した。2019年、フェインはノバスコシア州ハリファックスで開催されたスコシア・フェスティバルにおいて、チェリストのデニス・ジョキッチ、ピアニストのアンドリュー・アームストロングとともに、バッハ、グラス、モーツァルトの作品を演奏した。作曲活動も積極的に行っており、2015年には、ヴァイオリンとオーケストラのための短編作品「Resonance」を作曲し、ジェシカ・ブリルハートが監督したGoogle Jump VRの音楽映画に使用された。2020年のアースデイを記念して、地球への賛美と気候変動への行動の呼びかけとして、楽曲「Glacial」をリリースした 。
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