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Paco de Lucia (パコ・デ・ルシア)

ギタリスト

Paco de Lucia (パコ・デ・ルシア)。スペインの男性ギタリスト。1947年12月21日生まれ。2014年2月25日没。

フラメンコ・ギタリスト、作曲家、レコードプロデューサー。新しいフラメンコスタイルの提唱者であり、クラシックやジャズに進出した最初のフラメンコギタリストの一人。Guitar Atlas, Flamencoの著者デニス・コスターから「歴史上の偉大なギタリスト」と称された。高速で流暢なピカド（フィンガースタイルのラン）で有名であった。また、ジャズの影響を受けた抽象的な和音や音階を作曲に取り入れることでも知られている。これらの革新的な手法により、彼は伝統的なフラメンコの発展と、1970年代以降の新しいフラメンコとラテン・ジャズのフュージョンの進化に重要な役割を果たすことになった。1970年代にフラメンコ歌手カマロン・デ・ラ・イスラとの録音で高い評価を受け、アルバム録音でフラメンコの歴史において重要な影響を与えた。有名な録音には、Rio Anch、Entre dos aguas、La Barrosa、Impetu、Cepa Andaluza、Gloria al Nino Ricardoなどがある。1970年代後半には、ジョン・マクラフリン、アル・ディ・メオラ、ラリー・コリエルらとコラボレーションを行い、母国スペイン以外でも広く人気を集めるようになった。1981年に兄弟である歌手のペペ・デ・ルシアとギタリストのラモン・デ・アルヘシラスとパコ・デ・ルシア・セクステットを結成し、1990年のアルバム『Zyryab』でジャズピアニストのチック・コリアとコラボレーションした。1992年にはセビリア万博で、その1年後にはマヨール広場でライブを行った。2004年以降は公の場での演奏を大幅に減らし、本格的なツアーから引退した。2014年2月25日、メキシコのキンタナ・ロー州プラヤ・デル・カルメンで家族と休暇中に心臓発作で亡くなった。