Marina Piccinini (マリーナ・ピッチニーニ)
フルート奏者
Marina Piccinini (マリーナ・ピッチニーニ)。イタリアの女性フルート奏者。1968年生まれ。
モーツァルトとバッハの演奏で有名。イタリア人の父親と、ブラジル人の母のもとにアメリカで生まれる。幼いころよりモーツァルトのオペラに興味を持つ。10歳からフルートを始める。カナダのニューファンドランド島で育った。トロントでCBC若手演奏家コンクールで第1位を受賞。ジュリアード音楽院でフルートの研鑽を積む。1991年にエーブリー・フィッシャー賞(Avery Fisher Career Grant)をフルート奏者としては初めて受賞。フルートをジーン・バックストレッサー、ジュリアス・ベーカー、オーレル・ニコレに師事。これまでにロンドンのサウスバンク・センター、ウィグモアホール、ニューヨークのカーネギーホール、ウィーンのコンツェルトハウス、東京のサントリーホールなどでコンサートを開催している。日本ではピアニストの内田光子と数多く共演。サイトウ・キネン・フェスティバル(セイジ・オザワ 松本フェスティバル)でも演奏を披露している。2001年よりピーボディ音楽院でフルートの教師を務めている。夫でピアニストのアンドレアス・ヘフリガーとは、コンサートや録音活動で積極的に活動している。これまでに、バッハのフルートソナタ全曲録音、アンドレアス・ヘフリガーと録音したプロコフィエフとフランクのフルートソナタ、ピアニストのアン・エッパーソンと録音した「Belle Epoque」、ピアニストのエヴァ・クピークと録音したバルトーク、マルティヌー、エルヴィン・シュルホフ、エルンスト・フォン・ドホナーニ、オタール・タクタキシヴィリ(ジョージアの作曲家)の作品を収録したアルバムをリリースしている。
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