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Nana Mouskouri (ナナ・ムスクーリ)

歌手

Nana Mouskouri (ナナ・ムスクーリ)。ギリシアの女性歌手。1934年10月13日生まれ。

これまでのキャリアの中で、ギリシャ語、フランス語、英語、ドイツ語、オランダ語、ポルトガル語、イタリア語、日本語、スペイン語、ヘブライ語、ウェールズ語、標準中国語、コルシカ語を含む少なくとも12の言語で200枚以上のアルバムを発表している。「アテネの白バラ」という曲でヨーロッパ中に知られるようになったが、これは彼女のギリシャ語の歌「Σαν σφυρίξεις τρείς φορές」（サンスフィリクセイ・トリス・フォレス、「あなたが3度口笛を吹くと」）をアレンジして「Weise Rosen aus Athen」として最初にドイツ語で録音された。この曲は彼女にとって初の100万枚を超えるセールスを記録した。その後、1963年には「A force de prier」という曲でルクセンブルク代表としてユーロビジョン・ソング・コンテストに参加した。作曲家ミシェル・ルグランとのつながりから、オスカーにノミネートされた映画『シェルブールの雨傘』の主題歌を録音することになった。1968年から1976年まで、BBCの番組「Presenting Nana Mouskouri」の司会を務めた。多言語のテレビパーソナリティとしての人気と、当時としては珍しい黒縁メガネをかけた独特のイメージにより、ムスクーリは世界的なスターとなった。1981年に録音された最大のヒット曲"Je chante avec toi Liberte"は、フランス語、英語の "Song for Liberty"、ドイツ語の "Lied der Freiheit" 、スペイン語の "Libertad" 、ポルトガル語の "Liberdade" という少なくとも5言語で演奏されている。1985年にテレビシリーズ『ミストラルの娘』の主題歌として録音された「Only Love」は、フランス語の「L'Amour en Heritage」、イタリア語の「Come un'eredita」、スペイン語の「La dicha del amor」、ドイツ語の「Aber die Liebe bleibt」などと共に世界的に人気を集めた。1986年2月に2位を記録し、彼女の唯一のUKヒットシングルとなった。1993年にユニセフのスポークスパーソンとなり、1994年から1999年までギリシャの代議士として欧州議会に選出された。2015年、ドイツの音楽協会Deutsche Phono-Akademie から傑出した業績に与えられるEcho Music Prizeを受賞した。1974年に初来日し、中野サンプラザ等で公演を行った。7月22日・23日に行われたコンサートのチケットは3週間前には完売するほどの大盛況であった。同年8月4日の20:45 - 21:30に放送されたNHK総合テレビの『ビッグショー』に、外国人としてはミルバに次ぐ、2人目のビッグアーティストとして、ジ・アテニアンズとのワンマンショーが放送された。この模様は、日本制作のLP『ナナ・ムスクーリビッグショー』に収録されている。ナナの歌は、日本ではヒーリング音楽として受け入れられており、オムニバスアルバムの一曲として編集されていることが多い。

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