Erwin Schrott (アーウィン・シュロット)
オペラ歌手
Erwin Schrott (アーウィン・シュロット)。ウルグアイの男性オペラ歌手。1972年12月21日生まれ。
ウルグアイのモンテビデオに生まれたオペラ界のバス・バリトン歌手。特にモーツァルトのドン・ジョヴァンニで高い評価を得ている。フランカ・マッティウッチに歌唱を師事した。22歳のとき、モンテビデオで『アンドレア・シェニエ』のルシェ役でプロデビューを果たした。チリのサンティアゴ市立劇場で『トゥーランドット』のティムール、『ラ・ボエーム』のコリーヌ、『リゴレット』のスパラフチーレ、『アイーダ』のラムフィスを歌った後、奨学金を得てイタリアで学ぶことになった。プラシド・ドミンゴが創設した1998年のオペラリアコンクールの男性歌手部門で第1位と聴衆賞を受賞した後、欧米の主要なオペラハウスで主役を演じるようになった。1999年3月28日、ヴェルディ『マクベス』のバンクォー役でウィーン国立歌劇場にデビューし、『ドン・ジョヴァンニ』のレポレロ、『フィガロの結婚』のフィガロを歌い、再び同歌劇場に戻ってきた。スカラ座では、『ドン・ジョヴァンニ』のタイトルロールと『モイス・エ・ファラオン』のファラオンを歌っている。2000年11月30日、『ラ・ボエーム』のコリーヌ役でニューヨーク・メトロポリタン・オペラへのデビューを果たした。2005年『カルメン』のエスカミーリョ、2006年『ドン・ジョヴァンニ』のタイトルロール（日本公演）、2007年『フィガロの結婚』のフィガロ、2008年『ドン・ジョヴァンニ』のタイトルロールで再登場した。2003年9月に『ドン・ジョヴァンニ』のレポレロでロイヤル・オペラ・ハウスにデビューして以来、『フィガロの結婚』のフィガロ、『ドン・ジョヴァンニ』のタイトルロールを歌い続けている。2009年12月7日には、ダニエル・バレンボイム指揮、ヨナス・カウフマン（ドン・ジョゼ）、アニタ・ラシュベリシビリ（タイトルロール）共演の『カルメン』でエスカミーリョ役を歌い、スカラ座のシーズン開幕を飾った。コンサートの舞台では、プラシド・ドミンゴ指揮によるアンナ・ネトレプコとのジョイントコンサート（プエルトリコ、サンフアン、Centro de Bellas Artes）、アンナ・ネトレプコ、エリナ・ガランチャとの第5回アブダビ音楽・芸術祭のガラコンサート（2008年3月29日）、ミュンヘン・レジデンスでのソロコンサート（同年11月9日）などを行っている。
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