Nino Machaidze (ニノ・マチャイヅエ)
オペラ歌手
Nino Machaidze (ニノ・マチャイヅエ)。ジョージアの女性オペラ歌手。1983年3月8日生まれ。
ソプラノ歌手。主にロッシーニやヴェルディのオペラ、フランスのオペラなど19世紀のロマン派のレパートリーを得意としている。グルジア語の教師の母親と経済学者の父親の間に生まれ、トビリシで育てられた。6歳のとき、トビリシ国立音楽院付属の学校でピアノと声楽のレッスンを受け始め、17歳の時、横隔膜を鍛えるためにとフルートのレッスンにも通った。2000年から2005年にかけて、グルジア国立オペラ劇場で『ドン・ジョヴァンニ』のツェルリーナ、『リゴレット』のジルダ、『セビリアの理髪師』のロジーナ、『ドン・パスクワーレ』のノリーナを演じた。2005年には、激しい競争の末にスカラ座アカデミーに合格。アカデミーでは、ルチアーナ・セラ、レイラ・ゲンサー、ルイジ・アルヴァに師事し、レナート・ブルソン、ミレッラ・フレーニのマスタークラスも受講。2006年、『ナクソス島のアリアドネ』のナジャード役でスカラ座でデビュー、イスタンブールのレイラ・ゲンサー声楽コンクールで1位を受賞。同アカデミーでは、『ナクソス島のアリアドネ』のナジャードと、『ナクソス島』を歌った。2008年のザルツブルク音楽祭でグノーの『ロメオとジュリエット』のジュリエット役に抜擢されて国際的に注目を集め、オーストリアのマスコミから「オペラ界のアンジェリーナ・ジョリー」と呼ばれた。2018年、『ウィリアム・テル』のマチルド（パレルモのマッシモ劇場）、ジュネーブの『パリアッチ』のネッダを演じた。ヴェローナとアムステルダムで『セビリアの理髪師』のロジーナを再演。 2019年にはゼンパールンに客演。シャンゼリゼ劇場、ウィーン国立オペラで『マノン』のタイトルロールでデビュー。ザルツブルク音楽祭での『ルイザ・ミラー』のコンサート公演でドミンゴと共演した。フランクフルト歌劇場ではミヒエレットの演出で『オテロ』に初挑戦した。2020年、東京新国立劇場で「ミミ」を上演した。
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