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Rosa Feola (ローザ・フェオラ)

オペラ歌手

Rosa Feola (ローザ・フェオラ)。イタリアの女性オペラ歌手。1986年5月21日生まれ。

5歳頃からピアノのレッスンを受け、6歳頃にはサン・ニコラ音楽院（coro dell'Accademia musicale di San Nicola）、後に教会の聖歌隊で歌うようになった。マーラ・ナッデイに師事し、2008年にサレルノ音楽院（ジュゼッペ・マルトゥッチ）の歌唱科を首席で卒業した。その後、国立サンタ・チェチーリア音楽院のオペラ・スタジオで、レナータ・スコット、アンナ・ヴァンディ、チェーザレ・スカルトンによるマスタークラスを受講し、研鑽を積んだ。23歳の時にサンタ・チェチーリア・アカデミーのケント・ナガノ指揮でコリンナ役（Il viaggio a Reims）でオペラ・デビューを果たした。プラシド・ドミンゴ・オペラリア2010で第2位、ザルスエラ賞、ロレックス観客賞を獲得し国際的に注目されるようになった。2011年には、ローマ歌劇場でのアディーナ役（『愛の妙薬』）、フェニーチェ歌劇場でのスザンナ役（『フィガロの結婚』）、ベルリン・ドイツ・オペラでのミカエラ役（『カルメン』）でデビュー。リッカルド・ムーティ指揮によるメルカダンテの現代初演『I due Figaro』でイネス役を担当。2012年、ミレニアム・パークでムーティ指揮シカゴ交響楽団の『カルミナ・ブラーナ』のソプラノ・パートを歌って全米デビューし、その後、カーネギーホールのシーズン・オープニング・コンサートでCSOとムーティの同プログラムでデビューした。さらに同年のラヴェンナ音楽祭でクリスティーナ・マザヴィラーニ・ムーティ演出で、自身の代表作となる『リゴレット』のジルダ役でデビュー、これを機に、オペラハウス・チューリッヒ（2013）、バイエルン国立劇場（2015）、シカゴ・リリックオペラ（2017、米国舞台オペラデビュー）、メトロポリタン・オペラ（2019）でハウスデビューを果たした。．2014年、ピアニスト、イアン・バーンサイドとのローゼンブラット・リサイタル・シリーズでウィグモア・ホールにデビュー。2015年にOpus Arteレーベルからオットリーノ・レスピーギ、ジュゼッペ・マルトゥッチ、アミルカレ・ポンキエーリ、チロ・ピンスーティ、フランツ・リストなどの作曲家の作品を収録した、初のソロ・アルバム『ムジカ・エ・ポエジア』をリリース。2016年にウェールズ国立歌劇場の新制作『I puritani』にエルヴィーラ役で出演し、絶賛を浴び、ウェールズ・シアター・アワードでオペラ作品における最優秀女性賞に輝いた。国際オペラ賞2016の最優秀女性歌手として、アンナ・ボニタティブス、マリエラ・デヴィア、クリスティン・ゲルケ、エヴリン・ヘルリツィウス、アンナ・ネトレプコと並んで最終候補となった。同年には市を挙げてのシェイクスピア400祝典の一環としてムーティ指揮シカゴ交響楽団のコンサート公演でナネッタ役（ファルスタッフ）を歌ったほか、サンフランシスコで米国リサイタル・デビューを果たした。メンデルスゾーンとモーツァルトのコンサートアリアを歌ってプロムス、『フィガロの結婚』のスザンナ役でウィーン国立歌劇場にデビューし、ジャン＝ピエール・ポネル演出の古典劇で、ムーティ指揮で同役でウィーン国立歌劇場に日本ツアーも行った。フェニーチェ劇場の2017年ニューイヤー・コンサートに出演し、ファビオ・ルイージ指揮でベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェルディの楽曲を歌った。2020年6月21日、リッカルド・ムーティとルイジ・ケルビーニ楽団とともに、この年のラヴェンナ音楽祭の開幕コンサートで、モーツァルトの音楽を歌った。ロッカ・ブランカレオーネで行われたこの野外コンサートは、COVID-19パンデミックのために約4ヶ月間閉鎖されていたイタリアで最初のライブコンサートの一つとなった。

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