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Stanislaw Skrowaczewski (スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ)

指揮者

Stanislaw Skrowaczewski (スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ)。ポーランドの男性指揮者。1923年10月3日生まれ。2017年2月21日没。

スタニスワフ・パヴェル・ステファン・ヤン・セバスティアン・スクロヴァチェフスキ）。ポーランド系アメリカ人。第二次ポーランド共和国のルヴフ（現在のウクライナ・リヴィウ）に生まれた。幼い頃からピアノとヴァイオリンを学び、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ハ短調を演奏してデビューするほどの才能を発揮した。第二次世界大戦後、クラクフ音楽院を卒業（作曲はローマン・パレステル、指揮はワレリアン・ビエルディアジェフ）し、1946年にヴロツワフ・フィルハーモニック、その後カトヴィツェ・フィルハーモニック、クラクフ・フィルを経てワルシャワ国立オーケストラの準指揮者となる。パリでナディア・ブーランジェに作曲を、ポール・クレツキーに指揮を学ぶ。1956年、サンタ・チェチーリア音楽院指揮者コンクールで優勝。ジョージ・セルの招きで、クリーヴランド管弦楽団を指揮する。1960年、ミネアポリス交響楽団（1968年の在任中にミネソタ管弦楽団と改称）の音楽監督に就任し、妻とともにポーランドからアムステルダム経由でアメリカに亡命、1979年に桂冠指揮者となるまでその職を続けた。1981年、アメリカ作曲家フォーラム（当時はミネソタ作曲家フォーラム）の委嘱により、ミネソタ管の首席クラリネット奏者ジョー・ロンゴのために書いたクラリネット協奏曲を初演。1983年から1992年まで、マンチェスターのハレ管弦楽団の首席指揮者、1995年から1997年まで、ミルウォーキー交響楽団の芸術アドバイザーを務めた。1988年には、フィラデルフィア管弦楽団のサラトガでのサマーシーズンのコンポーザー・イン・レジデンスを務めた。また、同楽団をはじめ、世界各地で客演指揮者を務めている。ドイツ放送フィルハーモニー・ザールブリュッケン・カイザースラウテルンとのアントン・ブルックナーの交響曲全曲録音は高い評価を得ており、同オーケストラとのベートーヴェン交響曲全集（2005/06年）も好評を博している。また、ジーナ・バッカウアーと共演したロンドン交響楽団とのブラームス・ピアノ協奏曲第2番の録音も高い評価を得ている。1995年に完成した「パッサカリア・イマジナリア」は、1997年にピューリッツァー賞にノミネートされた。ミネソタ管弦楽団の委嘱を受け、1996年にミネアポリスのオーケストラ・ホールで初演された。1999年、『管弦楽のための協奏曲』で2度目のピューリッツァー賞候補となった。ポーランド政府から授与される最高位である白鷲勲章のほか、マーラー・ブルックナー協会ゴールドメダル、1973年ディットソン指揮者賞、1976年ケネディセンター・フリードハイム賞を受賞した。ミネソタ州ウェイザータに在住し、2017年2月21日にセントルイスパークで死去した。

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