Sanna Iljin (サンナ・イルジン)
オペラ歌手
Sanna Iljin (サンナ・イルジン)。フィンランドの女性オペラ歌手。1991年生まれ。
2016年にハンナ＝リーナ・ハーパマキ、ヨハンナ・ルサネン、イリーナ・ガヴリロヴィチのもとで声楽を学び始めた。フィンランドのヘルシンキ音楽院でHanna-Leena Haapamakiに、シベリウス・アカデミーでジェニー・ラッティラに師事。声楽を始める前、クラシック・ピアニストとして活動していた。シベリウス・アカデミー・ヘルシンキ芸術大学、ドイツのフォルクヴァング芸術大学でピアノを学び、ピアノのソリストとして、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ラジオ・シンフォニー・オーケストラ、ベルリン音楽祭、クフモ室内楽フェスティバル、トゥルク音楽祭などに出演している。2017年のティモ・ムスタカリオ歌唱コンクール、2018年のカンガスニエミ歌唱コンクールなど、いくつかの歌唱コンクールで入賞。2017年にヴィレ・マトヴェイエフ指揮ユヴァスキュラ・オペラでビゼーの『カルメン』のフラスキータを歌い、プロのオペラ歌手としてデビューを果たした。これまでフィンランド国立歌劇場では、『美しき女神』（レハール）のヴァレンシエンヌ役、『ドン・ジョヴァンニ』（モーツァルト）のツェルリーナ役などを務めた。2021年秋、『オペラ座の怪人』（ウェバー）のクリスティーヌ・デーエ役で、フィンランド国立オペラで初の主役を務めた。ミッコ・フランク、パトリック・フルニリエ、サカリ・オラモの指揮のもと、ソリストとしても出演している。
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