Bernard Haitink (ベルナルト・ハイティンク)
指揮者
Bernard Haitink (ベルナルト・ハイティンク)。オランダの男性指揮者。1929年3月4日生まれ。2021年10月21日没。
アムステルダム音楽院で、同校のオーケストラを指揮していたフェリックス・フプカに師事し、ヴァイオリンと指揮を学んだ。その後、オーケストラでヴァイオリンを演奏した後、1954年と1955年にフェルディナンド・ライトナーのもとで指揮の講習を受けた。1954年7月19日、ハイティンクはオランダ放送連合オーケストラ（後のオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団[RFO]）で最初の演奏会を指揮した。1955年に同楽団の第2指揮者に、1957年に首席指揮者に就任した。1956年11月7日、カルロ・マリア・ジュリーニの代役としてコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮してデビューした。エドアルド・ファン・ベイヌムの急死により、1959年9月1日にコンセルトヘボウの第1指揮者に任命される。1961年に首席指揮者となり、1963年にハイティンクが単独で首席指揮者となるまでオイゲン・ヨッフムとその地位を共有した。コンセルトヘボウ管と共にフィリップスレーベル、後にデッカとEMIクラシックに多くの録音を残している。また、同楽団と共に広くツアーを行った。1967年から1979年までロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、1978年から1988年までグラインドボーン・オペラ、1987年から2002年までロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督を務め、その後、ドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者に就任した。1995年から2004年までボストン交響楽団の首席客演指揮者を務め、その後名誉指揮者の称号を得た。また、フランス国立管弦楽団、ロンドン交響楽団（LSO）にも出演した。2000年代初頭にはLSOとベートーヴェンとブラームスの交響曲全集をLSO Liveレーベルに録音している。2006年から2010年まで、シカゴ交響楽団の首席指揮者を務めた。クラシック音楽の交響曲や管弦楽曲の録音が多かったが、オペラも指揮した。ロンドンのプロムスで多くのコンサートを指揮し、最後の出演となった2019年9月3日にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演した。グラミー賞、2015年グラモフォン賞（生涯功労賞）などを受賞している。
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