JoAnn Falletta (ジョアン・ファレッタ)
JoAnn Falletta (ジョアン・ファレッタ)。アメリカの女性指揮者。1954年2月27日生まれ。
ニューヨーク市ののクイーンズ区でイタリア系アメリカ人の家庭に育った。ニューヨークのマネス音楽院とジュリアード音楽院で学んだ。ギターとマンドリン奏者として音楽活動を始め、20代の頃は、マンドリンやギターのオブリガートが必要な作品で、メトロポリタンオペラやニューヨークフィルハーモニーに呼ばれて演奏していた。1972年にギター科の学生としてマネスに入学したが、1年生のときに学生オーケストラを指揮し、これがきっかけで指揮者の道に進むことになった。卒業後、彼女はクイーンズカレッジ(オーケストラ指揮の修士号)とジュリアード音楽院(オーケストラ指揮の修士号、博士号)でさらに研鑽を積んだ。ホルヘ・メスター、シクステン・アーリング、セミヨン・ビチコフなどの指揮者に師事し[1]、またレナード・バーンスタインのマスタークラスにも参加した。1977年から1989年まで、ジャマイカ交響楽団の音楽監督、1983年から1992年までデンバー室内管弦楽団の音楽監督、1985年から1988年までミルウォーキー交響楽団の副指揮者、1986年から1996年までベイエリア女性フィルハーモニックの音楽監督、1989年から2000年までロングビーチ交響楽団の音楽監督を務めた。1991年、ヴァージニア交響楽団(VSO)の第11代音楽監督に任命され、2020年6月まで務めた。1998年5月、ファレッタはバッファロー・フィルハーモニック・オーケストラの音楽監督に就任し、就任当時、アメリカの主要なアンサンブルを率いる初の女性指揮者となった。バッファローでの在任期間中、同楽団はナクソス・レコードに録音を行い、20年ぶりにカーネギーホールへ復帰した。2011年、ハワイ交響楽団の芸術監督に就任した。2011年、ブレバード音楽院の首席客演指揮者に任命され、2013年シーズンまで務めた。アメリカ以外では、2010年8月にアルスター管弦楽団を初めて客演指揮し、2011年1月に再演奏を行った。2011-2012年シーズンからアルスター管弦楽団の第12代首席指揮者に、最初のアメリカ人で最初の女性指揮者として就任した。またマンハイム国立劇場のオーケストラを指揮した最初の女性でもある。ブラームス、バーバー、シューベルト、ファニー・メンデルスゾーン、クララ・シューマン、リリ・ブーランジェ、ジェルメーヌ・タイユフェールなどの女性作曲家、ジョン・コリリアーノなどの現代作曲家の作品を中心に、Naxosなどのレーベルに70以上のアルバムを録音している。1986年にIBMのシステムアナリストであり、パートタイムのプロのクラリネット奏者であるロバート・アレマニーと結婚した。ロンドン交響楽団とのナクソス録音「Fuchs: Piano Concerto 'Spiritualist'; Poems Of Life; Glacier; Rush.」で、指揮者として2019年にグラミー賞のベスト・クラシック・コンペンディウム部門を受賞した。2020年、ナクソス盤『リチャード・ダニエルプール』で、指揮者として2度目のグラミー賞個人賞(最優秀合唱演奏賞部門)を受賞。イシュアの受難」のバッファロー・フィルハーモニック管弦楽団との録音では、ジョン・コリリアーノの「ミスター・タンバリン・マン」を担当。2002年のシーバー/全米芸術基金指揮者賞、1982年のブルーノ・ワルター指揮者賞、1985年のストコフスキー・コンクール第1位、1986年のトスカニーニ賞、1998年のアメリカ音楽振興のためのディトソン指揮者賞など数多くの指揮賞を獲得している。
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