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Raymond Leppard (レイモンド・レッパード)

指揮者

Raymond Leppard (レイモンド・レッパード)。イギリスの男性指揮者。1927年8月11日生まれ。

ロンドン出身。サマセット州のバースで育ち、シティ・オブ・バース・ボーイズ・スクール（現在はビーチェン・クリフ・スクールとして知られている）で教育を受けた。ケンブリッジのトリニティ・カレッジでチェンバロとヴィオラを学び、合唱指揮に興味を持つようになった。1952年、自身のレパード・アンサンブルを指揮してウィグモアホールでロンドンデビュー。1960年にイギリス室内管弦楽団となったゴールドスブロー・オーケストラと密接な関係を持つようになった。チェンバロ奏者としてリサイタルを開き、1958年から68年までトリニティ・カレッジの研究員と音楽講師を務めた。1968年、トリニティ・カレッジの音楽監督を退任した。1962年、グラインドボーン音楽祭で上演されたモンテヴェルディの《ポッペアの結婚》の楽譜を作成し、その後、モンテヴェルディの現存する他の舞台作品《オルフェオ》《ウリスの家路》、フランチェスコ・カヴァリやジャン・フィリップ・ラモーのオペラも編曲した。1963年には、ウィリアム・ゴールディングの小説を映画化したピーター・ブルックの『蠅の王』のオリジナル映画音楽を作曲した。その他の映画作品としては、『アルフレッド・ザ・グレート』（1969）のスコアを作曲し、『闇に笑う』（1969）、『ホテルニューハンプシャー』（1984）の音楽を編曲した。1969年11月、ウェストミンスター合唱団とニューヨーク・フィルハーモニックを指揮してアメリカ・デビューを果たし、その際、ヨーゼフ・ハイドンのチェンバロ協奏曲ニ長調のソリストとしても出演している。1973年にはマンチェスターのBBCノーザン交響楽団（現在のBBCフィルハーモニック）の首席指揮者に就任し、1980年まで務めた。メトロポリタンオペラ[1]とサンフランシスコオペラでブリテンの『ビリー・バッド』を、ニューヨークシティオペラでグルックの『アルチェステ』とヘンデルの『アルシナ』を指揮した。また、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、パリ、ハンブルク州立歌劇場、サンタフェ・オペラ、ストックホルム、ジュネーヴで指揮をした。1986年9月、レイモンド・レパードはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたプロムスの最後の夜で、BBC交響楽団、歌手、合唱団を指揮した。グラインドボーンでは、ニコラス・モーの『月の出』を世界初演した。1987年から2001年まで、インディアナポリス交響楽団の音楽監督を務め、コンサートマスターの鈴木秀太郎と共演した。2004年から2006年には、ルイビル・オーケストラの音楽アドバイザーを務めている。2004年から2006年までの間、インディアナポリス交響楽団の音楽監督を務めた。1973年、イタリア音楽への貢献が認められ、イタリア共和国からコメンダトーレ・デッラ・レプブリカ・イタリアーナの称号を、1973年にはバース大学から名誉文学博士号を授与され、1983年にはエリザベス2世から大英帝国勲章司令官（CBE）に任命された。2003年にアメリカ国籍を取得し。 2019年10月22日にインディアナポリスで亡くなった。彼のアーカイブはスコットランド王立音楽院に遺されている。

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