Hartmut Haenchen (ハルトムート・ヘンヒェン)
指揮者
Hartmut Haenchen (ハルトムート・ヘンヒェン)。ドイツの男性指揮者。1943年3月21日生まれ。
ドレスデン生まれ。15歳のときにはすでにカントールとして公演を行っていた。17歳のとき、ハッセの「レクイエム」を演奏して注目を集めた。その後、カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学で指揮と声楽を学び、ベルリン、レニングラード、オーストリアのカリンテン夏季音楽祭でマスタークラスを受講した後、バイロイト音楽祭のリハーサルやヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮するコンサートに参加した。1966年にハレのロベルト・フランツ・シンガアカデミー(合唱協会)のディレクターとハレ・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務めた。1971年にはドレスデンで開催されたカール・マリア・フォン・ウェーバー・コンクールで1位を獲得した。1972年から1973年にかけては、ツヴィッカウ劇場の首席カペルマイスターを務めた。ムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」を指揮してベルリン国立歌劇場でデビューし、1986年まで定期的に出演。1973年から1976年にかけては、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務め、ゼンパーオーパーにも定期的に客演した。1976年から1979年までは、シュヴェリンのメクレンブルク・シュターツカペレとシュターツテアターの音楽監督を務めた。その後、ベルリン・コーミッシェ・オパーにも定期的に出演するようになる。1980年から2014年までは、ベルリンのカール・フィリップ・エマニュエル・バッハ室内管弦楽団の芸術監督を務めた。1986年、アムステルダムのオランダ・オペラ(DNO)の音楽監督に就任し、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団(NPO)およびオランダ室内管弦楽団の首席指揮者を務めた。マーラー、ブルックナー、ブラームスの交響曲を始め、リヒャルト・シュトラウス、モーツァルト、ワーグナーのほか、ヴェルディ、バルトーク、チャイコフスキー、プッチーニ、グルックなどのオペラも指揮している。ハーエンヘンの指揮のもと、新たに設立されたオランダ・フィルハーモニー管弦楽団は、オペラだけでなく、交響曲の演奏会や録音、海外公演などで急速に知名度を上げていった。ヨーロッパ諸国を始め、日本、アメリカ、カナダでもツアーを行っている。
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