Eckart Runge (エカート・ランゲ)
チェリスト
Eckart Runge (エカート・ランゲ)。ドイツの男性チェリスト。1967年生まれ。
ブリュッセルの王立音楽院でエドモン・ベールに師事し、その後、リューベック音楽大学でダヴィッド・ゲリンガスのマスタークラスに所属した。ワルター・レヴィン、アルフレッド・ブレンデル、ボリス・ペルガメンシコウ、アルバン・ベルク・カルテット、ギョルジ・クルタークなどが師事している。学生時代には、ドイツ音楽コンクール、プレミオ・ストラディヴァリ・クレモナ、ジュネーブ国際チェロコンクール、カルテットでプレミオ・ボルチアーニ、ARDコンクールなど、数多くの賞を受賞。1989年よりアルテミス・カルテットのメンバーを務めている。アルテミス・カルテットとしてワーナー・クラシック/エラート・レーベルからリリースされたアルバムは、ECHO-Klassikや4度のディアパソン・ドールなど、数々の賞を受賞している。Jorg Widmann、Mauricio Sotelo、Lera Auerbach、Thomas Larcherなどの作曲家が、このアンサンブルに作品を捧げている。2018/19シーズンの終わりから、再びソロと室内楽のプロジェクトに、特にクラシック音楽とジャズ、タンゴ、ロック、映画音楽の境界線を超えることに熱意を注いでいる。ベルリン放送交響楽団のソリストとして、ニコライ・カプースチンのチェロ協奏曲作品85とアルフレッド・シュニトケのチェロ協奏曲第1番を収録したデビュー・アルバムをリリース。ミュンヘン交響楽団とは、ジョン・ウィリアムのチェロ協奏曲のヨーロッパ初演を行った。ピアニストのジャック・アモンとのデュオとして、25年にわたりコンサートシリーズ、フェスティバル、クラブなどで演奏している。Cello Tango、Russian Soul、Cello Cinema、Baroque Bluesなどのプログラムやアルバムをリリースしている。2019年にECHOクラシック賞を受賞したクァルテット・ディ・クレモナとともに、フランツ・シューベルトの有名な弦楽五重奏曲ハ長調の録音をリリース。サックス奏者のAsya Fateyewaとアコーディオン奏者のAndreas Borregaardとも共演し、2019年は、J.S.バッハの「ゴールドベルク変奏曲」を3人が独自にアレンジして舞台化した。ベルリン芸術大学やブリュッセル王妃エリザベート教会で教授を務めるほか、数多くのマスタークラスで経験を積み、現在は世界各国から集まった生徒たちにその経験を伝えている。
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