Joel Krosnick (ジョエル・クロスニック)
Joel Krosnick (ジョエル・クロスニック)。アメリカの男性チェリスト。1941年生まれ。
母親はアマチュアのピアニスト、父はアマチュアのヴァイオリニストという音楽家の両親のもとに生まれる。12歳までにピアニストの母と、ヴァイオリニストの兄のアーロンとともに古典、ロマン時代のピアノ三重奏を数多く演奏した。1974年から2016年にかけてジュリアード弦楽四重奏団のチェリストとして活躍した。四重奏団の一員として北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア各地で演奏活動を行った。ジュリアード弦楽四重奏団の一員として、数多くのグラミー賞にノミネートされ、グラミー賞を2度受賞している。ベートーヴェン、バルトーク、シェーンベルク、ヤナーチェク、ヒンデミット、ブラームスの四重奏曲全曲の録音を始め、モーツァルト、エリオット・カーターの四重奏曲、ドビュッシー、ラヴェル、デュティユー、ベルグ、スメタナ、ロジャー・セッションズ、フランク、ヴェルディ、ドナルド・マルティーノ、シュテファン・ヴォルペ、バッハ、ハイドンの作品の録音に参加。ピアニストのギルバート・カリッシュとは20年以上に渡り共演してアメリカ、ヨーロッパを中心にリサイタルを行っている。アイオワやマサチューセッツの大学でチェロや室内楽を教えた後、カリフォルニア芸術大学でアーティスト・イン・レジデンスを務めた。1974年より、ジュリアード音楽院でチェロの教授に就任し、1994年よりチェロ部門のトップを務めている。アスペン音楽祭、マールボロ音楽祭、タングルウッド音楽センターなどにも関わっている。ミシガン州立大学、ジャクソンビル大学、サンフランシスコ音楽院から名誉博士号を授与されている。
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