Pierre Fournier (ピエール・フルニエ)
Pierre Fournier (ピエール・フルニエ)。フランスの男性チェリスト。1906年6月24日生まれ。1986年1月8日没。
フランス陸軍大将の子としてパリに生まれる。母にピアノを教わったが、幼少時に軽い小児麻痺を患い、足腰が不自由になった。1918年からアンドレ・ヘッキングに、その後ポール・バゼレールに師事する。1923年、17歳でパリ音楽院を卒業。1925年から1929年にかけて、オデットの兄ロベール・クレトリーが率いるクレトリー弦楽四重奏団のメンバーとして活躍した。1925年にコンセルト・コロンヌ管弦楽団と共演し、その名を知られ、ヨーロッパ各地をツアーするようになった。当時最も高い評価を受けていた一流の音楽家たちと共演し、BBCのためにブラームスとシューベルトの室内楽全曲をアセテートで録音した。また、バッハの組曲(ベートーヴェン・ザール、ハノーファー、1960年12月)は、現在でも最高の録音と評価されている(ドイツ・グラモフォン「アーカイブ」レコードからリリース)。このほか、ベートーヴェンのチェロ・ソナタやエルガーのチェロ協奏曲のLPがあり、これらはすでにCD化されている。1937年から1949年までパリのエコール・ノルマル音楽院とパリ・コンセルヴァトワールで教鞭をとっていた。1948年に初めてアメリカへ行き、ニューヨークとボストンで演奏して大好評を博した。1950年代には、初期のイタリアやスペインで個人的に友人で同僚だったアルフレッド・ロッシを伴って南米ツアーを行った。フランス国籍を離さなかったものの、1956年以降はスイスで暮らした。ボフスラフ・マルティヌーのチェロ協奏曲第1番(1930年、1939年改訂、1955年)とフランシス・プーランクのチェロ・ソナタ(1948年)を献呈された。1963年にはレジオンドヌール会員に叙せられる。79歳で亡くなる2年前まで、人前で演奏活動を続けた。晩年までジュネーヴの自宅で個人的に教えており、弟子にはイギリスのチェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーがいる。息子のジャン=ピエールは、ジャン・フォンダの名でピアニストとして活躍した。
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