Saeunn Thorsteinsdottir (サイウン・ソルステインスドッティル)
Saeunn Thorsteinsdottir (サイウン・ソルステインスドッティル)。アイスランドの女性チェリスト。1984年生まれ。
アイスランドのレイキャビクで生まれたアイスランド系アメリカ人。クリーブランド音楽院で音楽学士号を、ジュリアード音楽院で音楽修士号を、SUNY Stony Brookで音楽芸術博士号を取得した。これまでにリチャード・アーロン、ターニャ・L・キャリー、コリン・カー、ジョエル・クロスニックらに師事。カーネギーホール、ジュリアード音楽院、ワイル音楽研究所がニューヨーク市教育局と提携してカーネギーホールで室内楽を演奏し、ニューヨーク市の公立学校の生徒にクラシック音楽を提供するプログラム、アンサンブルACJW(現アンサンブルコネクト)を卒業。ニューヨークのナウムブルク・コンクールやクロアチアのザグレブのアントニオ・ジャニグロ・コンクールなど、国際コンクールで数々の賞を受賞。ソリストとしてロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、NDRエルブフィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、シアトル交響楽団、トロント交響楽団、アイスランド交響楽団などと共演し、リサイタルや室内楽ではアメリカ、ヨーロッパ、アジアで演奏している。カーネギーホール、サントリーホール、エルブフィルハーモニー、バービカン・センター、ディズニーホールなど世界の名だたる会場で演奏している。2018-2019年シーズンにBBC交響楽団とシアトル交響楽団とのデビューでは、パール・ラグナル・パールソンが彼女のために作曲したチェロ協奏曲『Quake』を演奏している。室内楽では、ニューヨーク、グラスゴー、ロサンゼルスのカーネギーホールに加え、2019年春にSono Luminusレーベルからアイスランドのソロチェロ音楽を録音した「Vernacular」のリリース後、レイキャヴィーク、シアトル、サンフランシスコ、シカゴでリサイタルを行った。2017-2018年シーズンには、ベッツィ・ジョラスの『Wanderlied』の米国初演、ソフィア・グバイドゥーリナの『太陽のカンティクル』の香港初演のほか、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、グラスゴー、ロンドン、レイキャビックでのリサイタルや室内楽に出演した。ダニエル・ビャルナソン(Daniel Bjarnason)とは、彼の作曲したBow to Stringで賞を獲得したほか、ポール・ラグナ―・パルッソン(Pall Ragnar Palsson)、ハルドア・スマラソン(Halldor Smarason)、スリドゥル・ヨンスドッティル(Turidur Jonsdottir)、Melia Watrasといった現代の作曲家との共同制作を行っている。室内楽では、イツァーク・パールマン、内田光子、リチャード・グード、エマーソン、グァルネリ、カバニ四重奏団のメンバーらと演奏で共演し、プロシアコーブやマールボロなど多くの室内楽フェスティバルに参加している。ソノマのグリーンミュージックセンター・ワイルホールのアーティスト・イン・レジデンス、マンハッタン・ピアノトリオのチェリストを経て、現在はシアトルを拠点とする室内楽グループFrequencyのチェリスト、カーネギーホールの提携アンサンブルDecodaのチェリスト兼共同芸術監督として活躍している。シアトルのワシントン大学でチェロと室内楽の教鞭をとっている。
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Saeunn Thorsteinsdottir, cello
Juilliard Snapshot: Saeunn Thorsteinsdottir
Watras: Vetur öngum lánar lið; Sæunn Thorsteinsdóttir, voice/vc
Melia Watras: Prelude for cello solo (2014); Sæunn Thorsteinsdóttir, cello
Mozart Piano Trio in E major, K.542 - Andante grazioso
Arno Babadjanian Piano Trio in Chautauqua. Excerpts