Gregor Piatigorsky (グレゴール・ピアティゴルスキー)
チェリスト
Gregor Piatigorsky (グレゴール・ピアティゴルスキー)。ロシアの男性チェリスト。1903年4月17日生まれ。1976年8月6日没。
エカテリノスラフ(今のウクライナのドニプロ)でユダヤ系の家系に生まれる。幼少のころ父親からピアノとヴァイオリンを習った。7歳からチェロを始めた。モスクワ音楽院の奨学金を得て、アルフレッド・フォン・グレーン、アナトーリー・ブランドゥコーフに師事。13歳のときロシア革命が起き、レーニン四重奏団に入団、15歳でボリショイ劇場の首席チェリストとなった。1929年に初めてアメリカを訪れ、レオポルド・ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団、ウィレム・メンゲルベルク指揮のニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団と共演した。1937年に、フランスのパリ・ロチルド(英語読みでロスチャイルド)家のエドゥアール・ド・ロチルドの娘のジャクリーヌ・ド・ロチルドと結婚。1941年から1949年の間カーティス音楽院のチェロ部門のトップを務めた。タングルウッド、ボストン大学、南カリフォルニア大学でもチェロを教えた。アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、ウィリアム・プリムローズ（ビオラ）、ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)と室内楽で数多く共演し、録音も残している。カーネギーホールでナタン・ミルシテイン、ウラディミール・ホロヴィッツらと共演もしている。プロコフィエフ、ヒンデミット、マリオ・カステルヌオーヴォ＝テデスコ、ウィリアム・ウォルトン、ヴァーノン・デュークなどの数多くの作曲家がピアティゴルスキーのためにチェロ協奏曲を作曲している。作曲家としては、1946年に作曲したパガニーニの24のカプリースをもとにチェロとオーケストラのための変奏曲が有名。
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