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Sheku Kanneh-Mason (シェク・カネー=メイソン)

チェリスト

Sheku Kanneh-Mason (シェク・カネー=メイソン)。イギリスの男性チェリスト。1999年4月4日生まれ。

2016年のBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーを受賞（1978年の創設以来、黒人音楽家として初の受賞者）。イギリスのノッティンガムで育った。7人兄弟の3番目であり、6歳の時にサラ・ヒューソン＝ワイトにチェロを習い始め、一時はヴァイオリンを弾いていた。その後、ヴァイオリンからチェロに転向し、9歳のとき、グレード8のチェロ試験にイギリス最高得点で合格し、マルグリット・スワン記念賞を受賞。同じく9歳でABRSMジュニア奨学金を得て、王立音楽院のジュニア・アカデミーに入校、ベン・デイビスから指導を受けた。ノッティンガムのトリニティ・スクールの生徒として、音楽、数学、物理学を学んだ。その後、ロンドンの王立音楽院でハンナ・ロバーツに師事。2015年、兄妹で「The Kanneh-Masons」としてブリテンズ・ゴット・タレントに出場した。2016年5月にBBCのヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーのコンテストで優勝。Chi-ke!Chi-chi Nwanokuが黒人や少数民族のクラシック音楽家のために設立したオーケストラのメンバーとして、妹のイサタと弟のブライマとともに活動している。2016年6月にロンドンのブティック・エージェンシー、Enticott Music Managementと世界規模の総合マネジメントの契約を結び、2016年11月にクラシック音楽レーベルDecca Classicsとメジャー・レコーディング契約を結んだ。最初の録音には、彼がBBCのヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーコンテストで優勝した曲、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番を収録した。ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された2017年の英国アカデミー映画賞（BAFTA）で演奏を披露した。同年、BBCプロムスでチネケ！オーケストラの公演でソリストを務め、ドヴォルザークのロンドを演奏した。 2018年5月19日に行われたハリー王子とメーガン・マークルの結婚式で、クリストファー・ウォーレン＝グリーンの指揮のもと演奏を行った。2022年7月から8月にかけて、家族全員で16日間にわたってオーストラリアの6都市を巡り、メルボルン交響楽団とのショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番を含むツアーを行った。2017年9月にリリースされた、チェリストで同じBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー受賞者のガイ・ジョンストンによるアルバム『Tecchler's Cello: from Cambridge to Rome』にゲストアーティストとして出演している。2018年1月26日、カンヌ＝メイソンの初のフル・アルバム『インスピレーション』がデッカからリリースされた。この録音には、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番（伴奏：ミルガ・グラジンテ・ティラ指揮CBSO）のほか、ショスタコーヴィチ、サン＝サーンス、オッフェンバック、カザルスの作品、ボブ・マーリーの「No Woman, No Cry」のカネ=メイソン自身の編曲が収録されている。セカンド・アルバム『Elgar』は、2020年1月10日にデッカから、サー・サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団と共演したエルガーのチェロ協奏曲ホ短調作品85の録音を収録したアルバムをリリースした。このアルバムには、ブロッホ、ブリッジ、エルガー、フォーレ、ユリウス・クレンゲルの作品とともに、伝統的なメロディーの編曲も収録されている。2021年11月には、妹のイサタとアルバム『ミューズ』をリリースした。サミュエル・バーバーのチェロとピアノのためのソナタ、バーバーとラフマニノフの歌曲のトランスクリプション、ラフマニノフのチェロ・ソナタが収録されている。2018年6月、Classic BRIT AwardsでMale Artist of the YearとCritics' Choice Awardの両方を受賞。2020年の新年の栄誉で大英帝国勲章（MBE）会員に任命された。2022年には、英国王立音楽院から、カネー=メイソンが初のメニューイン客員教授（パフォーマンス・メンタリング）に任命されたことが発表された。

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