Carol Rosenberger (キャロル・ローゼンバーガー)

ピアニスト アメリカ (United States)

Carol Rosenberger (キャロル・ローゼンバーガー)。アメリカの女性ピアニスト。1933年生まれ。

ミシガン州デトロイト出身。アメリカでウェブスター・エイトケン、カティア・アンディに、パリでナディア・ブーランジェ、ウィーンでチェンバリスト兼バロック学者エータ・ハリヒ=シュナイダーおよびシェーンケル理論家のフランツ・アイブナーに師事。1976年には、国際婦人年記念委員会からアメリカの女性コンサート・アーティスト代表として選出された。南カリフォルニア大学、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校、イマキュレート・ハート・カレッジで教鞭を執る。また、全米のキャンパスで若い音楽家を対象とした演奏ワークショップを開催している。また、自身の経験から、リハビリテーション・プログラムのためのチャリティー・パフォーマンスも数多く行っている。10年間をウィーンで過ごし、アカデミーでバロック様式と理論を学び、ドイツのリート、オペラ、器楽、文学を吸収した。1960年代後半から1980年代前半にかけて、南カリフォルニア大学、イマキュレート・ハート・カレッジ、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校のピアノ学部のメンバーとして活躍した。USCでは、器楽奏者や声楽家を対象に「演奏のための準備」と題したワークショップを開催し、小児麻痺の後遺症から自身の演奏を回復させるために開発したテクニックを駆使して指導した。全米各地を回るコンサートツアーでは、大学での演奏と並行してピアノのワークショップをしばしば行った。デロス社のために多くの録音を行った後、クラシック音楽の録音制作に興味を持ち、デロス社の創設者アメリア・ヘイグッドと共同で録音制作を始めた。2007年にアメリア・ヘイグッドが亡くなってからは、ローゼンバーガーはレーベルに対してより大きな責任を担うようになり、現在はディレクターを務めている。1970年にニューヨーク、ボストン、ロンドン、パリ、ウィーン、ベルリンなどでデビュー・ツアーを行った。これまでに、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、イギリス室内管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団、モンテカルロ交響楽団、モスクワ室内管弦楽団、ニューヨーク室内管弦楽団、ナショナル交響楽団、ロサンゼルス室内管弦楽団、シアトル交響楽団、ヒューストン交響楽団、デトロイト交響楽団、インディアナポリス交響楽団にゲストソリストとして参加した他、日本では東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団に客演した。ゲラルド・シュヴァルツ、ジェームズ・デプリースト、コンスタンティン・オルベリアン、ネヴィル・マリナー、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、イズラー・ソロモンなどの指揮者と共演している。デロスレーベルに30以上の録音を行い、幅広いピアノレパートリーをカバーしている。ハワード・ハンソンの「青春の主題による幻想的変奏曲」をジェラルド・シュヴァルツとニューヨーク室内交響楽団と録音し、1991年のグラミー賞で最優秀演奏賞(オーケストラ付きソリスト)にノミネートされた。コンスタンティン・オルベリアン指揮モスクワ室内管弦楽団と、五重奏曲(1912年)を編曲したフランク・ブリッジのピアノと弦楽オーケストラのための室内協奏曲(C.オルベリアン編)を初演している。有名な一連のコンセプト録音としては、Stereo Review誌の「クラシックコンパクトディスクのベスト25」、Gramophone誌の「年間最優秀録音」、Billboard誌の「オールタイム・グレート・レコーディング」に選ばれた「印象派の水の音楽」から始まったものである。印象派的な『ナイト・ムード』は続編として成功し、2枚目の水上音楽ディスク『シング・オン・ザ・ウォーター』には、サー・リチャード・ロドニー・ベネットとアメリカの作曲家デイヴィッド・ダイヤモンドがこのアルバムのために作曲したバルカローレが収録されている。1989年にリリースした『Perchance to Dream, Lullabys for Children and Adults』[13]で、コンセプトレコーディングという別の分野への道を切り開いた。音楽とナレーションを組み合わせた特別な録音プロジェクトのプロデューサーとして、ジェームズ・アール・ジョーンズ、マイケル・ヨーク、ナタリア・マカロワなどのナレーターと仕事をしている。また、マカロワによるストラヴィンスキーの『火の鳥』のナレーション版の脚本を担当し、この録音はアメリカ図書館協会の「Notable Recording」賞を受賞している。

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Carol Rosenberger Piano Sonata Opus.57 Appassionata

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Music To Be Thankful For: Carol Rosenberger

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12 Etudes d´execution transcendante. Franz Liszt by Carol Rosenberger

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Eva Rubinstein -- Impresja. Erik Satie, 3 Gymnopedies: No. 1. Carol Rosenberger (piano)

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