Lev Natochenny (レフ・ナトチェニー)
Lev Natochenny (レフ・ナトチェニー)。アメリカの男性ピアニスト。1950年1月26日生まれ。
ロシア系アメリカ人。モスクワ生まれ。モスクワ「チャイコフスキー」音楽院を卒業し、レフ・オボーリンの指導を受けた。ボリス・ツェムリャンスキー、エリソ・ヴィルサラゼ、アレクセイ・ルビーモフ(室内楽)に師事し、ダヴィド・オイストラフのヴァイオリン教室にも在籍した。1978年には、ソビエト政府による音楽界の統制に不満を抱き、ソ連からの出国を申請して許可され、出国した。その後、無国籍状態で1981年にイタリアのボルツァーノで開催されたブゾーニ国際ピアノコンクールで金賞と第2位を受賞した。ジュリアード音楽院でアニア・ドルフマンに師事。マンハッタン音楽院、マネス音楽院(ニュースクール)、ニューヨーク市立大学で教鞭を執った。現在は、フランクフルト音楽・舞台芸術大学の生涯特別教授を務めている。1988年から2004年まで、イタリアのメランで開催されたメラノフェスト国際音楽祭の創設者兼芸術監督を務め、「若いピアニストたちの夏のミーティング・ポイント」としての評判を高めた。1995年には、ギリシャのヨーロピアン・アート・センターのWorldwide Dictionary of Musicの国際名誉委員会のメンバーとなった。教え子にはには,ECHO音楽賞受賞者のマルティン・シュタットフェルド、フォーレ弦楽四重奏団、主要な国際コンクールの受賞者である江尻奈美、ソヨン・リー、クリストファー・パーク、エフゲニア・ルビノヴァ、ユージン・チョイ、グオダ・ゲドヴィライテらがいる。カナダ人バリトン、ケビン・マクミランとのシューベルト「シュヴァンゲザング」のアルバムでジュノー賞にノミネートされた。そのほか、ブラームス、シューベルト、ショスタコーヴィチ、シュニトケなどの作品を録音している。現在はアメリカ国籍を持ち、ニューヨークとフランクフルトを拠点に活動している。
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