Andrei Banciu (アンドレイ・バンシウ)
Andrei Banciu (アンドレイ・バンシウ)。ルーマニアの男性ピアニスト。1985年生まれ。
ルーマニアのティミショアラに生まれ。地元でマリア・ボドにピアノを習い始め、その後ベルリン芸術大学でクラウス・ヘルウィグに、ハンズ・アイスラー大学ベルリンでファビオ・ビディーニに師事した。ポール・バドゥラ=スコダ、パスカル・ドゥボヨン、ライナー・ベッカー、カール=ハインツ・ケマーリング、ジャック・ルヴィエ、ルドルフ・ブッフビンダー、メンナヘム・プレスラーのマスタークラスを受講。幼少の頃から、Rovere d'Oro, San Bartolomeo al Mare(1995年)、Jeunesses Musicales Bucharest(1998年、2002年)、Kissinger Klavier Olymp("Kissinger Piano Olympics") Bad Kissingen(2004年)、Bela Bartok Szeged(2006年)、Artur Schnabel Piano Competition Berlin(2010年)など、国内外の数多くのコンクールで入賞。2015年、リューベックで開催されたDeutscher Musikwettbewerb(ドイツ音楽コンクール)でファイナリストとなり、奨学金を得て、第60回選抜若手アーティストコンサートシーズン("60. Bundesauswahl Konzerte Junger Kunstler")に参加。2015年9月には、ヴァイオリニストのイオアナ・クリスティーナ・ゴイケアとのデュオで、イタリアの室内楽コンクール「Premio Trio di Trieste」で第2位を受賞。その後、コンセルトヘボウ(アムステルダム)、セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(ロンドン)、ルーマニア・アテネウム(ブカレスト)、テアトロ・リストーリ(ヴェローナ)、テアトロ・フィラルモニコ(ヴェローナ)などで演奏を行っている。2005年にはアメリカで初のリサイタル・ツアーを行った。ドイツでは、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、バート・キッシンゲンの「キッシンガー・ゾンマー」、パッサウの「ヨーロピアン・ウィークス」などの重要な音楽祭に参加し、ソリストとしてルーマニア各地のオーケストラと共演するほか、ブリュッセル室内管弦楽団やカイロ交響楽団とも共演している。室内楽奏者としても活躍しており、2003年からはジャック・ティボー弦楽三重奏団とドイツとアメリカで公演を行った。また、ジャック・ティボー・アンサンブルの創設メンバーのピアニストとしても活躍。ドイツ、オランダ、イタリア、ポーランド、ハンガリー、ベルギー、フランス、イギリスで、パリのMaison de la Radio Franceやロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールなど、数多くのコンサートに出演。また、ヴァイオリニストのイオアナ・クリスティーナ・ゴイチェアとのデュオでは、ドイツ、イタリア、ルーマニアで数多くのコンサートに出演。また、2010年から2013年まで、ベルギーのムジカ・ムンディ室内楽コース・フェスティバルの教員を務め、2012年にはマキシム・ヴェンゲーロフ指揮のフェスティバル・オーケストラと、2013年には同フェスティバルの15周年記念コンサートでブリュッセル室内管弦楽団とソリストとして共演。2012年からライプツィヒにあるフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学で、2014年からはベルリン芸術大学で教鞭をとっている。2016年から2018年にかけては、ワイマールのフランツ・リスト音楽大学、2018年からはベルリンのハンズ・アイスラー大学ベルリンの教員を務めている。
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