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Esther Birringer (エスター・ビリンガー)

ピアニスト

Esther Birringer (エスター・ビリンガー)。ドイツの女性ピアニスト。1983年生まれ。

3歳よりピアノを始める。6歳でオーケストラとの共演でソリストとしてデビューを果たした。2003年に高校を卒業後、ハノーファーの音楽・演劇・メディア大学、ベルリンの芸術大学で学び始めた。これまでにカール＝ハインツ・ケマ―リング、パスカル・ドヴォワヨン、セシル・ウーセ、アリエ・ヴァルディに師事。2013年、ハノーファー音楽・演劇・メディア大学コンサートパフォーマンス学科を優秀な成績で卒業。在学中に第6回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際ピアノコンクール（ヴュルツブルク）、第9回ショパン協会国際ピアノコンクール（ハノーファー）で第1位、オスロ・グリーグ国際ピアノコンクール、ZF音楽賞、ドイツ音楽コンクールで優勝を果たす。国際的な活躍が認められ、ザールブリュッケン市から文化賞（若手芸術家部門）を授与された。近年では、ケルン・フィルハーモニー、ベルリン・コンツェルトハウス、ガスタイクライス、ミュンヘン・レジデンツ、ハンブルク・ライスハレ、エルマウ城、ベルリン・フランス大聖堂、フィレンツェのマッジョ・ムジカル・フィーノ劇場、ポツダム・ニコライザールなどの主要なコンサートホールで演奏している。また、メクレンブルク＝フォアポンメルン音楽祭、MDRムジークソマー、ウーゼドマー音楽祭、ヴァイルブルガー・シュロスコンツェルト、ダヴォス音楽祭、フィオレンティーノ音楽祭、ルガノ音楽祭、パレルモ・クラシカ、ブカラマンガ国際ピアノフェスティバル、ザール音楽祭、オーダー音楽祭、ライプツィヒ音楽祭、シュヴェツィンガーシュロスコンツェルト、ウルツブルガー音楽祭、アルペンクラシックバートライヘンホールなどの重要音楽祭にゲストとして参加するほか、日本国内では、東京フィルハーモニー交響楽団に招かれている。ミヒャエル・ザンデルリング、ウカシュ・ボロヴィチ、マーカス・ボッシュ、パヴェウ・コトラ、ランスロット・フーリー、イリ・マラート、ヘルムート・ブラニーの指揮のもと、ミュンヘン交響楽団、ベルリン放送交響楽団、ドレスデンフィル室内オーケストラと共演する他、ドレスデン・カペルゾロ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ドレスナー・カペルゾリステン、ブランデンブルク州立オーケストラ、ポルスカ・フィルハーモニア・バウティッカ、仙台フィルハーモニー管弦楽団、ドイツ・シュトライヒャーフィルハーモニー、ポツダム新交響楽団と共演している。室内楽にも熱心で、ジュリアン・アープ、ロベルト・ラングバイン、ルッツ・コペッチ、ペーター・フィリップ・シュテムラー、ウラディミール・バベシュコ、アシャ・ファティエヴァ、シマノフスキ四重奏団などと共演してきた。妹のヴァイオリニスト、レア・ビリンガーとのデュオで、2011年にフィレンツェのヴィットリオ・グイ賞とピネロロのカメラ音楽国際コンクールで連覇し、ブラームスの解釈で特別賞を受賞。シマノフスキ、ヒンデミット、レスピーギの演奏機会の少ないソナタを収録した共通のデビューCDは大きく取り上げられた。2018年、ルビコン・クラシックスからグリーグのソナタ第1番、リストのエレジー2曲、記念碑的なフランクのソナタを収録したアルバム『Lifelines』をリリース。2019年のアルバム『Di tanti palpiti』もRubicon Classicsからリリースされ、ICMA AwardsとPreis der deutschen Schallplattenkritikにノミネートされた。2021年5月にチャイコフスキーの「くるみ割り人形」、セルゲイ・プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」、イーゴリ・ストラヴィンスキーの「ペトロブーシュカ」を収録した最新ソロ・アルバム『Once Upon A Time』をリリース。

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