Geoffrey Tozer (ジェフリー・トーザ)
Geoffrey Tozer (ジェフリー・トーザ)。オーストラリアの男性ピアニスト。1954年11月5日生まれ。2009年8月21日没。
インドのヒマラヤ山脈にある丘の駅、ムスーリで生まれた。母親のベロニカ・トーザーは、音楽家、ピアニストであった。母、兄のピーターと共にメルボルンに移り、母親からベートーベン、バッハ、バルトークを教わった。マルバーンのセント・ジョセフ教区学校、そしてマルバーンのデ・ラ・サール・カレッジに通った。1962年、作曲家としても活躍。8歳の時にオペラを作曲している。また同年、クライヴ・ダグラス指揮ヴィクトリア交響楽団とバッハの協奏曲第5番ヘ短調を共演し、その模様はABCテレビで全国放送された。1964年4月、メルボルンのニコラス・ホールで、ジョージ・ロジー=スミス指揮アストラ管弦楽団と同協奏曲を演奏した。1965年2月、マイヤー・ミュージック・ボウルの観客の前でハイドンのピアノ協奏曲を演奏した。この演奏は、2004年のセレブレーション・フォーティ・ツアーに合わせて発売されたディスクで聴くことができる。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、中国でツアー活動を行った。中国では黄河協奏曲を演奏している。ロシアの作曲家、ニコライ・メトネルの作品に傾倒し数多くの録音を残している。オットリーノ・レスピーギの4つのピアノ協奏曲の完全録音を世界で初めて行ったことでも知られる。モーツァルト、ベートーヴェン、リスト、ブラームス、チャイコフスキー、メドナー、ラフマニノフ、バルトーク、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ゲルハルトの協奏曲を含む100以上のレパートリーを誇っていた。
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