Lana Genc (ラナ・ゲンク)
ピアニスト
Lana Genc (ラナ・ゲンク)。クロアチアの女性ピアニスト。
2001年、ザグレブ音楽院をウラジミール・クルパンのクラスで卒業後、クロアチアの著名なピアニスト、ロヴロ・ポゴレリッチの指導のもと、大学院を修了した。2000年に学長賞を受賞。 また、ウィーン国立音楽大学でルドルフ・ケーラーとデヴィッド・ライヴリーに師事。また、ラザール・ベルマン、カール・ハインツ・カンメルリング、ヴィクトール・メルジャノフなど、多くの著名なピアニストや講師の国際マスタークラスを受講している。2007年から2010年にかけて、イタリアのベルガモにあるサンタ・チェチーリア音楽院で、コンスタンティン・ボギーノに師事した。 17歳の時、初のリサイタル・ツアーで日本を訪れ、その後、日本でのリサイタルを行った東京のパブロ・カザルス・ホールで演奏し、新星日本交響楽団、プリンツェンガルテン・フィルハーモニック・オーケストラとツアーを行い、ラフマニノフやモーツァルトの協奏曲を演奏した。その後、ヨーロッパ各地や母国クロアチアで数多くのリサイタルや室内楽のコンサートに出演している。ウィーン（ボーゼンドルファー・ザール）、オランダ、ロシア、フランス、ブルガリア（ソフィアのクラシックFMラジオによるヨーロッパ・フェスティバル）、キプロス、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナでリサイタルを開催。ベルリンでは、クロアチアの現代音楽アンサンブル「カントゥス・アンサンブル」とともにレオシュ・ヤナチェクの「ピアノのためのコンチェルティーノ」を演奏した。2005年にはチリ（サンティアゴ・デ・チレ、バルパライソ、アントファガスタ）で公演を行った。2016年、ニューヨーク、ワシントンD.C.、ボルチモアなどの会場で公演を行い、米国にデビューを果たした。2015年にはチェコ共和国にデビューし、2016年にはプラハ、カルロヴィ・ヴァリ、チェスキー・クルムロフなどでリサイタルを開催した。ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団、クロアチア・ラジオ・テレビジョン交響楽団、クロアチア国立劇場、ドゥブロヴニク交響楽団など、クロアチアの主要なアンサンブルや、スロヴェニアの弦楽四重奏団「Tartini」と共演している。また、ヴィオリストのアレクサンダル・ミロシェフ（ベオグラード国際BUNTフェスティバル）、チェリストのデニス・シャポヴァロフ（PagARTフェスティバル）、フルート・ピッコロ奏者のダニ・ボスニャクなど、多くのアーティストと共演している。クロアチアの現代作曲家ジェリコ・ブルカノヴィッチの作品「トーン・ソナタ」を収録したCDは、ディスク音楽賞「ポリン賞」を受賞。
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