Louis Kentner (ルイス・ケントナー)
ピアニスト
Louis Kentner (ルイス・ケントナー)。ハンガリーの男性ピアニスト。1905年7月19日生まれ。1987年9月23日没。
オーストリア＝ハンガリー二重帝国出身のピアニスト。現在のチェコ領カルヴィナーでハンガリア人の両親のもとに生まれる。1911年から1922年の間、ブダペストの王立音楽アカデミーで、アーノルド・スゼケリーにピアノ、ハンス・ケスラーとゾルタン・コダーイに作曲、ヴェイネル・レオーに室内楽を師事した。15歳より演奏家としてのキャリアを確立し、1931年まではルートヴィヒ・ケントナーの名で知られた。1932年のショパン国際ピアノコンクールで第5位入賞。作曲家のコダーイはケントナーのために「マロシュセーク舞曲」を作曲し、1927年にブダペストで初演された。1933年にはオットー・クレンペラー指揮のもとバルトークのピアノ協奏曲第2番をブダペストで初演、さらに1946年には、エイドリアン・ボールト指揮のもとバルトークのピアノ協奏曲第3番をロンドンで初演。1935年にイギリスへ移住。1949年にはヴァイオリニストのユーディ・メニューインとともにウィリアム・ウォルトンのヴァイオリンソナタをチューリッヒで初演した。ベートーヴェン、シューベルトのピアノソナタ、バッハの平均律クラヴィーア曲集全曲をラジオ放送したことで知られる。英国リスト協会の会長を自身が亡くなるまで、長年にわたって務めた。
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