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Mieczyslaw Horszowski (ミエチスラフ・ホルショフスキ)

ピアニスト

Mieczyslaw Horszowski (ミエチスラフ・ホルショフスキ)。ポーランドの男性ピアニスト。1892年6月23日生まれ。1993年5月22日没。

オーストリア・ハンガリー（現ウクライナ）のルヴフ（レンベルグ）に生まれ。ショパンの弟子であるカロル・ミクリの弟子である母親にピアノを教わった。ベートーヴェンの弟子であるカール・ツェルニーに師事していたレスチェティツキーに7歳で弟子入り。1901年、ワルシャワでベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏した後、神童としてヨーロッパやアメリカ大陸を演奏旅行した。1905年にはガブリエル・フォーレのもとで演奏し、ニースではカミーユ・サン＝サーンスと出会った。1911年、演奏活動を中断し、パリで文学、哲学、美術史に専念した。身長が5フィートに満たないホルゾフスキは、手も1オクターブ強とかなり小さかったが、高い演奏技術で補っていた。第一次世界大戦後、パブロ・カザルスの勧めでコンサート活動を再開し、ミラノに定住し、第二次世界大戦中にアメリカに移住するまで滞在した。戦後は、カザルス、アレクサンダー・シュナイダー、ジョセフ・シゲティ、ブダペスト・カルテットなどと頻繁にリサイタルを行った。また、プラド音楽祭やマールボロ音楽祭にも出演した。1940年からはアメリカに移り住み、最初はニューヨーク、後にフィラデルフィアに住んだ。1943年と1953年には、親交のあったトスカニーニ指揮のNBC交響楽団と共演している。1954-55年のシーズンには、ニューヨークでベートーヴェンのピアノ独奏曲全曲演奏会を行った。また、オネゲル、ダンディ、マルティヌー、ストラヴィンスキー、シマノフスキ、ヴィラ＝ロボスなど、多彩で幅広いレパートリーを誇っていた。1961年にカザルスとシュナイダーとの共演でケネディ大統領のために、1979年にはカーター大統領のためにソロで、とホワイトハウスで2度演奏している。録音も数多く行っており、HMV、コロンビア、RCA、ヴァンガード、Nonesuchなどのレーベルで聴くことができる。フィラデルフィアのカーティス音楽院で教鞭をとり、教え子にはロバート・デニソン、ジュリアス・イーストマン、リチャード・グッド、ディナ・コストン、アントン・クエルティ、マレー・ペラヒア、ピーター・サーキン、スティーブン・デ・グローテ、キャサリン・セルビー、セシル・リカド、レスリー・スポッツらがいる。

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