Pia Sebastiani (ピア・セバスティアーニ)
ピアニスト
Pia Sebastiani (ピア・セバスティアーニ)。アルゼンチンの女性ピアニスト。1925年2月27日生まれ。2015年7月26日没。
ブエノスアイレス生まれ。アルフレド・ピント、ファン・ファネリ、ジョルジュ・デ・ラレヴィッチらに師事。作曲ではジラルド・ジラルディとランベルト・バルディに、海外ではマルグリット・ロング、マグダ・タグリアフェロ、アーロン・コープランドに師事した。1947年、奨学金を得てパリ国立音楽院に留学し、ダリウス・ミヨーとオリヴィエ・メシアンに師事した。作曲家としては、18歳のときに自作のピアノとオーケストラのための協奏曲でデビュー。彼女の作品は、エーリッヒ・クライバー、アルベルト・ウォルフ、ファン・ホセ・カストロ、F・プロハスカ、シャルル・デュトワなどの指揮者によって演奏されている。ピアニストとしては、パリのプレイエル・ホール、ニューヨークのカーネギー・ホール、ブエノスアイレスのテアトロ・コロン、ロッテルダムのデュレン、ロンドンのウィグモア・ホールなど、世界の最も重要なコンサートホールで演奏されている。ソリストとして、アメリカやヨーロッパの重要なオーケストラ、「シカゴ・シンフォニー・カルテット」や「フィネス・アート・カルテット」などの室内楽グループ、ディミトリ・シトコベスキー、カーター・エニャート、ポール・クリング、アルベルト・リシー、フェルナンド・ハサジ、ルイス・ロジェーロ、ラファエル・ジントリ、パブロ・サラヴィなどの偉大なソリストと共演している。また、フアン・ホセ・カストロ音楽院やリトラル大学で長い間、教師として働いてきた。1968年から1991年までの23年間、米国インディアナ州のボール・ステート大学に在籍した後、ブエノスアイレスの「ベートーヴェン音楽院」の院長と「ベートーヴェン財団」の理事長を務め、才能ある若い音楽家の研究と教育に尽力した。「オットリーノ・レスピーギ・フェスティバル」に2度招待され、いずれもローマ法王ヨハネ・パウロ2世に紹介された。2006年には、マナグア、フロリダ国際大学（マイアミ）、カラカスでマスタークラスを開催した。1958年から1964年にかけて、ブリュッセルとパリのアルゼンチン大使館の文化担当官を務めた。
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