Ralf Gothoni (ラルフ・ゴトーニ)
Ralf Gothoni (ラルフ・ゴトーニ)。フィンランドの男性ピアニスト。1946年5月2日生まれ。
フィンランドのラウマ生まれ。5歳からピアノを始め、タパニ・ヴァルスタ、アーヴィン・ラズロに師事。スヴャトスラフ・リヒテル、アルトゥール・ルービンシュタインからも影響を受けた。15歳でオーケストラデビュー。1977年にフィンランドの歌手とシューベルトの450にも上るドイツ歌曲のピアノ演奏を務めたことで一躍注目を集めた。100以上の録音をリリースしている。フィンランドのバリトンのヨルマ・ヒュンニネン、バス歌手のマルッティ・タルヴェラ、アメリカのソプラノ歌手のアーリーン・オジェー、スイスのソプラノ歌手のエディト・マティス、スウェーデンのメゾソプラノ歌手アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、アメリカのソプラノ歌手バーバラ・ヘンドリックスらと共演。1990年代半ばから、ソロ演奏や室内楽の演奏、指揮者として活躍するようになった。コンサートでは指揮とピアノ演奏の両方をこなすことが多い。1984年から1987年にかけてサヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルの芸術監督を務めた。1996年から2000年にかけてハンス・アイスラー音楽大学ベルリン、1992年から2007年にかけてヘルシンキのシベリウス・アカデミー、1986年から1996年にかけてハンブルク音楽演劇大学、2006年から2012年にかけてソフィア王妃芸術センターで室内楽の教授を務めた。2000年から2009年にかけてイギリス室内管弦楽団の首席指揮者を務めた。2008年のスヴャトスラフ・リヒテル国際ピアノコンクール、2012年の パロマ・オシェア・サンタンデール国際ピアノコンクールで審査員を務めた。2002年から2006年の間、シアトル・ノースウエスト室内管弦楽団の音楽監督も務めた。1994年には4年に一度ピアニストを表彰するギルモア芸術家賞(Gilmore Artist Award)を受賞。
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