Seizo Azuma (東誠三)
ピアニスト
Seizo Azuma (東誠三)。日本の男性ピアニスト。1962年生まれ。
スズキ・メソードでピアノの基礎教育を受けた後、東京音楽大学付属高校から東京音楽大学へ進み、井口愛子、中島和彦、野島稔、片岡ハルコに師事。1983年、大学在学中に第52回日本音楽コンクール第1位。同校卒業と同時に、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽学院に留学。日本国際音楽コンクール、カナダのモントリオール国際音楽コンクール、アメリカのカサドシュ国際音楽コンクールなど、数多くのコンクールに優勝・入賞。これまでに、ヨーロッパ、北米などでリサイタル、オーケストラと共演し、国内ではN響をはじめ、各地の主要オーケストラにソリストとして招かれている。1998年には、第24回ショパン協会賞を受賞。室内楽にも強い意欲を示し、三浦章広氏（ヴァイオリン）、藤森亮一氏（チェロ）との「ボアヴェール・トリオ」での活動をはじめ、多くのトップソリスト達と共演している。2008年より2012年にかけて、全8回のベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会を福島県三春交流館「まほら」にて開催した。2012年には、ジュネーブ国際音楽コンクール・ピアノ部門の審査員を務めた。これまでに「ベートーヴェン：悲愴＆告別ソナタ」、「ラ・カンパネラ～リスト名曲集」、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズのライブ録音全9集などの録音をリリースし、いずれも高い評価を受けている。また、「前橋汀子～ヴァイオリン名曲100選」をはじめ、共演盤も数多くリリースしている。現在、演奏活動と共に、東京藝術大学教授、東京音楽大学客員教授、スズキ・メソード特別講師として後進の指導も行っている。また日本音楽コンクールをはじめ、数々のコンクールの審査を務めるほか、フランスの「MuicaAlp」夏期音楽アカデミー＆フェスティバルに招かれている。日本ショパン協会理事。
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