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Valentina Lisitsa (ヴァレンティーナ・リシッツァ)

ピアニスト

Valentina Lisitsa (ヴァレンティーナ・リシッツァ)。ウクライナの女性ピアニスト。1973年12月11日生まれ。

ロシアとポーランド系の母方、ウクライナ系の父方の家系のもと、ウクライナのキエフで生まれた。3歳でピアノを始め、4歳で初のソロリサイタルを開いた。リセンコ音楽学校に通い、後にキエフ音楽院に入学するが、そこで後に夫となるアレクセイ・クズネツォフとともにリュドミラ・ツヴィエルコに師事した。クズネツォフと出会ったことで、より真剣に音楽に取り組むようになり、1991年、フロリダ州マイアミで開催されたマレー・ドラノフの2人ピアノコンクールで優勝。同年、コンサートピアニストとしてのキャリアを積むために渡米し、1995年、リンカーンセンターで開催されたモーストリー・モーツァルト・フェスティバルでニューヨーク・デビュー。2007年に初めてYouTubeに動画の投稿を開始。ショパンのエチュード集は、アマゾンのクラシック・ビデオ・レコーディングのランキングで1位になり、YouTubeで最も視聴されたショパンのエチュード集となった。2012年春、ロイヤル・アルバート・ホールでのデビューを前に、デッカ・レコードと契約し、後にラフマニノフのCDセットをリリースした。2012年半ばには、YouTubeの動画再生回数が5000万回に達し、2020年半ばには再生回数が2億回に達した。オンラインでのリサイタルや練習風景の配信も行っている。カーネギーホール、デビッド・ゲフィンホール、ベナロヤホール、ムジークフェライン、ロイヤル・アルバート・ホールなど、世界中のさまざまな場所で演奏している。また、ヴァイオリニストのヒラリー・ハーンとは、さまざまなリサイタルで共演している。これまでに、ラフマニノフ、リスト、ショパン、ベートーベンなど、さまざまなアーティストの作品を録音している。Audiofon RecordsでソロCD3枚、夫のアレクセイ・クズネツォフとのデュエット2枚を含む6枚のCDを録音している。CiscoMusicレーベルではチェリストのデローザとのゴールドCD、VAIレーベルにはヴァイオリニストのアイダ・ヘンデルとのデュエット・リサイタル、フレデリック・ショパンの「24のエチュード」とシューベルト・リストの「シュヴァンゲザング」のDVDを録音している。2011年10月には、ヒラリー・ハーンと録音した、作曲家チャールズ・アイブスのヴァイオリンとピアノのための4つのソナタがドイツ・グラモフォンからリリースされた。また、2012年6月19日にロイヤル・アルバート・ホールで行われたデビュー公演を収録したアルバム「Valentina Lisitsa Live at the Royal Albert Hall」が2012年7月2日にリリースされている。2013年10月には、デッカ・レコードから、アナログテープから無編集で切り出したリスト作品のアルバムがCDと12インチLPの2フォーマットでリリース。さらに最近では、作曲家でありピアニストでもあるフィリップ・グラスの作品を集めたアルバムのほか、デッカ・レコードから『チャイコフスキー：The Complete Solo Piano Works』の10枚組のCDをリリースしている。

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