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Yukine Uehara (上原由記音)

ピアニスト

Yukine Uehara (上原由記音)。日本の女性ピアニスト。

スペイン音楽のスペシャリスト。1977年3月、武蔵野音楽大学卒業。1978年7月、パリ・エコールノルマル音楽院留学、ジャック・フェヴリエに師事しモーツァルト、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクの作品を主に学ぶ。フェヴリエが亡くなった後は、スペイン人の作曲家アントニオ・ルイスーピポと出会いスペイン音楽を学ぶ。アリシア・デ・ラローチャにもレッスンを受け、フェデリコ・モンポウの作品については彼の夫人であるカルメン・ブラーボより薫陶をうける。パリ・エコールノルマル音楽院室内楽科を審査員一致の満点の成績にて演奏家ライセンス、審査員激励賞を受けて修了。日仏音楽コンクール1位。芸術現代賞、稲畑賞受賞。1980年に帰国、スペイン音楽を中心に各地でリサイタル活動を開始した。2000年12月キューバ政府より招聘を受け、ハバナ市バシリカ・デ・サンフランシスコ・デ・アシスおよびアマデオ・ロルデン劇場にてリサイタルを行った。キューバ国立芸術大学音楽部にて公演とレッスンを行い、UNEACテレビおよびハバナ・ビエハ放送に出演。2001年6月に東京オペラシティリサイタルホールにて古典から前衛作品まで全キューバ作品によるリサイタルを開いた。同年秋には秋山和慶指揮、東京交響楽団と柳田孝義作曲「楡の木は光を浴びて・・・ピアノとオーケストラの為の」を世界初演。2003年のハエン国際ピアノコンクールの審査員を務める。2004年10月、東京芸術劇場にて山下一史指揮、東京交響楽団と柳田孝義作曲「ピアノ協奏曲第2番・夢の変容」を世界初演。2004年11月、スペイン･ピアノ作品解説書全343曲「粋と情熱 Gracia y　Pasion　スペイン・ピアノ作品への招待」を日本で出版。CD「アルベニス作品集」第1弾(2007年)、第2弾(2008年2月)、第3弾(2008年11月)、第4弾(2009年10月)リリースし、4枚すべてレコード芸術誌で特選盤に選ばれた。2010年5月～6月に「アルベニス生誕150年記念イベリア全曲ピアノリサイタル」を行った。2015年に日本スペインピアノ音楽学会を設立。2016年5月グラナドス没後100年記念「ゴィエスカス全曲演奏会」（東京文化会館）を開催。2017年7月グラナドス生誕150年を記念して、「星の歌」の日本初演を行う。2018年第60回　ハエン国際ピアノコンクール（スペイン）審査員を務め、2018年バルセロナ・フェデリコ・モンポウ財団、カタルーニャ音楽堂グランパラウ、マジョルカ島カトゥハ修道院などで演奏会を開催。現在、琉球大学名誉教授、日本スペインピアノ音楽学会会長、青少年の為のスペイン音楽コンクール審査員、スペインギター音楽コンクール審査員を務めている。

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