David Jalbert (デイヴィッド・ジャルバート)
David Jalbert (デイヴィッド・ジャルバート)。カナダの男性ピアニスト。1977年11月3日生まれ。
カナダのケベック州リムースキ出身。4歳の時にピアノを始め、9歳でリムスキー音楽院に入学し、ポーリーン・シャロンに師事し、10年近くピアノを教わった。1997年にケベック音楽院で学士号を取得。カナダ研究基金 (CFAR) の奨学金を得て、モントリオール大学演奏学科修士課程に入学し、マルク・デュランに師事した。その後、トロントのグレン・グールド・スクールのアーティスト・ディプロマを取得し、マルク・デュラン、アンドレ・ラプラン、レオン・フライシャー、ジョン・ペリーらに師事した。2001年、ジェローム・ローウェンタールの指導のもと、ジュリアード音楽院のアーティスト・ディプロマ・プログラムに入学した。また、オルフォード音楽院(マルク・デュラン、アンドレ・ラプラン)、バンフ芸術センター(ジョン・ペリー、ギルバート・カリッシュ)、Oberlin at Casalmaggiore(マリリン・エングル)、Music Academy of the West(ジェローム・ローウェンタル)などのサマーアカデミーに参加している。1997年のOSMコンクールで1位になったことがきっかけとなり、カナダ音楽団やDebut Atlanticなどとツアーを行うようになった。その後、リサイタル、室内楽、主要オーケストラ、特にカナダのオーケストラ(モントリオール交響楽団、トロント交響楽団、アイルランド国立交響楽団、バンクーバー交響楽団、メトロポリタン管弦楽団、ビーレフェルダー・フィル、カルガリー・フィルなど)との共演を行った。2003年、アメリカのエンデバーと録音契約を結んだ。最初の録音は、アメリカの作曲家ジョン・コリリアーノとフレデリック・レゼフスキの作品に捧げられた。2006年にはガブリエル・フォーレの夜想曲全曲を録音し、後にフランス文化省のTribune des critiques de disquesによって、規範となる現代録音に選ばれている。トリオ「トリプル・フォルテ」、管楽器五重奏団「ペンタエードル」とホルン奏者ルイ=フィリップ・マルソレ(ミュンヘンのオーム・クラシックで録音)、チェリストのデニス・ジョキックと室内楽の演奏を定期的に行っている。デニス・ジョキックとのアルバム『フォルクローレ』は、2005年のジュノー賞の最終選考に残った。また、ベーシストのジョエル・クアリントンとも定期的にコラボレーションを行っており、ニコラ・ベネデッティ、レイチェル・バートン・パイン、ジャン=フィリップ・コラールなどのアーティストとも共演している。2008年にATMA Classiqueレーベルと契約し、ショスタコーヴィチの24の前奏曲とフーガopus 87に捧げたダブルアルバムで、再びジュノーにノミネートされ、オーパス賞のレコード・オブ・ザ・イヤー(モダン/コンテンポラリー部門)を受賞。2012年に録音したバッハの『ゴールドベルグ変奏曲』は、ルートヴィヒ・ヴァン・トロントの「カナディアン・レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出された。2013年のトリプル・フォルテのファースト・アルバム(Trios de Ravel, Chostakovitch et Ives)と2018年のストラヴィンスキーとプロコフィエフのバレエのトランスクリプションのアルバムでもジュノー賞にノミネートされ、さらにオーパス賞も受賞している。これまでにディヌク・ヴィジェラトネ、山田玲子、ケリー=マリー・マーフィーの作品を初演。2017年にはATMA Classiqueのためにプロコフィエフ・ソナタ全集の3枚組録音もリリースしている。2008年にオタワ大学音楽学部のピアノ科で教え始め、2014年に准教授、2020年に正教授に就任した。また、オーフォード音楽アカデミーでも教鞭をとり、グレン・グールド校、ハンプトンズのピアノフェスト、モントリオール大学、マウント・ロイヤル音楽院、UBC、ジュリアードなどの学校やフェスティバルに招かれてレッスンやマスタークラスを行っている。
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