Ilse von Alpenheim (イルゼ・フォン・アルペンハイム)
Ilse von Alpenheim (イルゼ・フォン・アルペンハイム)。オーストリアの女性ピアニスト。1927年2月11日生まれ。
オーストリアのインスブルックに生まれ、ピアノ教師であった母の薫陶を受け、9歳の時にヨーゼフ・ハイドンのピアノ協奏曲でソリストとして初舞台を踏んだ。1944年からキッツビュールでヴィンフリート・ヴォルフに、1946年から1949年までザルツブルクのモーツァルテウムでフランツ・レドヴィンカに師事した。1951年にはスイスに移住した。1950年代半ば、ハンガリーの作曲家サーンドル・ヴェレスと出会い、10年以上一緒に暮らした。ヴェレスのピアノ作品の普及に力を尽くした。1960年から1968年まで、ベルン音楽院でコンサートクラスを担当した。1971年、同じくハンガリーの指揮者・作曲家であるアンタル・ドラーティの妻となり、彼のためにいくつかの作品を書き、彼とともに国際的なコンサート活動を展開した。リサイタルやソリストとして多くの著名なオーケストラに出演している。室内楽のパートナーには、マックス・ロスタル、ヘンリク・セリン、イゴール・オジム、ワルター・グリマー、アマデウス四重奏団、カメラータ・ベルンがいる。レパートリーは、主に古典派と初期ロマン派の作曲家たちで、ハイドンのピアノ・ソナタ、コンチェルティーニ、協奏曲をすべて録音している。ソナタは2015年にアンタル・ドラーティ100周年記念協会からCDとしてリリースされた。また、メンデルスゾーンの「無言歌集」の録音も行っている。アリオン・トリオとともに、モーツァルトのピアノ三重奏曲全曲とシューベルトのピアノと弦楽のための全作品を録音している。
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