Jennifer Lim (ジェニファー・リム)
ピアニスト
Jennifer Lim (ジェニファー・リム)。韓国の女性ピアニスト。
4歳よりピアノを始める。1年後に初めて公の場に登場し、8歳のときに韓国タイムズ全国音楽コンクールでグランプリを獲得して注目を集めた。カナダではジェーン・クープとアントン・クエルティに、フィラデルフィアのカーティス音楽院ではピーター・サーキンに個人的に師事し、1998年に卒業。2000年には伝説のピアニスト、ベラ・ダヴィドヴィッチの弟子としてニューヨークのジュリアード音楽院で修士課程を修了し、2001年にはドイツのブルクホーフシュピーレ・エルトヴィルでヨーロッパ・リサイタル・デビュー、その2ヵ月後にはカーネギーホールのワイル・リサイタル・ホールでニューヨーク・デビューを果たした。ソリストとしてミシシッピ交響楽団のシーズンオープニング・ガラコンサートでのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の演奏を行った。コロンバス交響楽団、ニューヘブン交響楽団、レジーナ交響楽団、バンクーバー交響楽団（オーフィウム劇場およびチャン・センター）、ユーロアジア・フィルハーモニック（ソウル国立劇場）、ロアノーク交響楽団、モントリオールのマギル室内管弦楽団、ルーマニアのアラド州立フィルハーモニック交響楽団、リマ交響楽団など、世界中の多くのオーケストラと定期的に共演している。ドイツ国内では、ベルリン、ケルン、デュッセルドルフ、フライブルク、ヴッパータールなどで演奏。2006年には、クリストス・ハツィスが彼女のために特別に作曲したソロピアノのための「Through the Glass Darkly」が、大西洋6都市でのデビューツアーで演奏された。 室内楽にも熱心で、リンカーン・センターのアリス・タリー・ホール、オタワのカナダ・ナショナル・ギャラリー、バージニア州のウルフ・トラップのほか、フランスや台湾でも演奏している。また、ニューヨークのAmerica's Dream Chamber Artistsのアーティスト・メンバーでもあり、ヴァイオリニストのノコトゥーラ・ングウェンヤマ、オーボエ奏者のキャサリン・ニードルマンと、それぞれデュオとしてCDをリリースしている。2009年から2013年までは、CBCラジオと共同で毎年開催されるバンクーバー冬季室内楽フェスティバルの芸術監督を務めた。また、ヴァイオリニストのシュムエル・アシュケナジ、ヒラリー・ハーン、サラ・チャン、チェリストのピーター・ウィリー、クラリネット奏者のアレクサンダー・フィタースタイン、プラジャーク弦楽四重奏団 とのコラボレーションを行っており、2012年にはヨーロッパで最も歴史のあるコンサートシリーズの一つである「Albert Konzerte」に出演した。24歳のときに録音したオール・ショパンのCDでレコーディングデビューして以来、これまでに8枚のCDをリリース。中でもイタリアのReal Soundレーベルからリリースされたゴールドベルグ変奏曲を収録したCDや、GENUINからリリースされた最新のアルバム「...into the night」などが高く評価されている。
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