Pina Napolitano (ピナ・ナポリターノ)
ピアニスト
Pina Napolitano (ピナ・ナポリターノ)。イタリアの女性ピアニスト。
イタリアのカゼルタに生まれ、4歳でギジ・アンブリフィにピアノを習い始めた。その後、ペスカーラ音楽院でアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリに師事したブルーノ・メッツェーナのもと、ピアノ演奏と20世紀ピアノ音楽の2つの修士号を取得。同時に文学を学び、ナポリ東洋大学で古典と東欧文化・言語の学士号を取得、ローマ第二大学で外国語・文学の博士号を取得、オシップ・マンデルスタムの詩に関する論文で2011年イタリアスラヴィスト協会賞を受賞している。マリナ・チュヴェターエワのノートを初めてイタリア語に翻訳し、Voland Edizioniから出版し、2014年に「イタリア-ロシア賞」を授与された他、「Attraverso i secoli」最優秀デビュー翻訳賞を受賞。ティボール・エグリ、ブルーノ・カニーノ、アレクサンダー・ロンキッチのマスタークラスを受講し、ジャコモ・マンゾーニとヒュー・コリンズ・ライスに音楽分析学を学んだ。また、スイスのティチーノ・ムジカ音楽祭のマスタークラスに参加し、リサイタルと講師を務めている。演奏家としては、イギリス、ロシア、アメリカ、スイス、イタリアなど世界各地で、リストのピアノ協奏曲第2番、バルトークのピアノ協奏曲第3番、シェーンベルクのピアノ協奏曲などをソロリサイタルやオーケストラのソリストとして演奏している。また、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で3年間、テラモのガエタノ・ブラガ音楽院で1年間教鞭をとった。2012年、オドラデク・レコードにアーノルド・シェーンベルクのピアノ作品全曲を録音し、2016年にはアトヴァルス・ラクスティガラ、リアパジャ交響楽団とともにシェーンベルクとバルトークのピアノ協奏曲第3番を録音した。2018年にはシェーンベルクの同名の名エッセイから「プログレのブラームス」と名付けたアルバムをリリースした。
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