Samantha Ward (サマンサ・ウォード)
Samantha Ward (サマンサ・ウォード)。イギリスの女性ピアニスト。
レスリー・リスコウィッツに師事し、チェザム音楽院ではアリチャ・フィデルキエヴィッチ氏に師事。ギルドホール音楽院から2007/8年にフェローシップを授与され、ジョーン・ハヴィル教授に師事した。イギリス、中国、日本、ドイツ、イタリア、フランス、ギリシャ、マカオなどで幅広く演奏活動を行っている。2007年にウィグモアホールでロンドンデビューを果たし、セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、セント・ジョンズ・スミス・スクエア、マンチェスターのブリッジウォーターホール、カーディフのセント・デイヴィッズ・ホール、東京のトッパンホールなどの主要な会場で演奏している。2004年にはMaking Music Philip and Dorothy Green Award for Young Concert Artistsを受賞。また、ヨーロッパ・ベートーベン協会大学対抗ピアノコンクール、ヘイスティングス国際協奏曲コンクール、モーツァルトまたはベートーベンの最優秀協奏曲に贈られるサー・フィリップ・レジャー賞、Worshipful Company of Musiciansのメイジー・ルイス・ヤング・コンサート・アーティスト基金賞などを受賞している。2013年8月、サマンサは年齢や能力を問わず、あらゆるピアニストを対象とした国際的なフェスティバルとサマースクール「PIANO WEEK」を設立。2015年、2016年、2017年、2018年の「PIANO WEEK」では、世界で最も著名なピアニストの一人であるスティーブン・コヴァチェヴィッチと共に、ラフマニノフとドビュッシーの2台のピアノのための作品を演奏した。国際的に高い評価を得ているオーストラリアのピアニストのレスリー・ハワードと共演したほか、夫であるピアニストで「PIANO WEEK」の共同ディレクターを務めるマチェイ・ラギニアと、パーシー・グレインジャーの2台のピアノと6手のための作品を演奏した。2018年と2019年には、北京、東京、ロンドンのスタインウェイ・ホールに招かれ、ショーケース・コンサートやマスタークラスを開催した。 2018年9月から10月にかけて、サマンサはSchott Music出版社のアジアツアーでセミナーを行い、その後、マカオ、マレーシア、インドネシア、中国、シンガポールでマスタークラス、ワークショップ、公演を行った。再びアジアに招かれ、香港ユース・ピアノ・コンペティションでマチェイと共に審査員を務めた。演奏活動とは別に、ショット・ミュージック出版社のレコーディング・アーティスト、作家としても活躍しており、ソロとデュエットの両方のアルバムを頻繁にレコーディングしている。2019年には、SOMMレコーディングから、チャールズ・ピーブルズ指揮ロイヤル・リバプール・フィルハーモニー管弦楽団との共演で、ドラ・ブライトのピアノとオーケストラのための作品2曲を収録したアルバムをリリースし、高い評価を得ている。また、最近ではイギリスの作曲家、ローリー・フレックルトンのピアノ作品全曲を収録したアルバムを、2018年にQuartz Musicからリリースしている。
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