Sarah Beth Briggs (サラ・ベス・ブリッグス)
Sarah Beth Briggs (サラ・ベス・ブリッグス)。イギリスの女性ピアニスト。1972年6月2日生まれ。
イギリス、ニューカッスル・アポン・タイン生まれ。1984年、11歳でBBCヤング・ミュージシャン・コンクールのファイナリストに選出され、同年齢で最年少のデイム・マイラ・ヘス賞を受賞。また、15歳でザルツブルク国際モーツァルト・コンクールで優勝。ニューカッスル、ヨーク、バーミンガムではデニス・マシューズに師事し、スイスではクラウディオ・アラウの最も著名な教え子の一人であるエディット・フィッシャーに師事し、ヒンデミット財団の室内楽奨学金を得てブルーノ・ジュランナに師事。ソリスト兼室内楽奏者として、ブリッグスは英国、ヨーロッパ、そしてアメリカ各地で放送、ライブ演奏、マスタークラスを開催し、ハレ管弦楽団、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、イギリス室内管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団、アルスター管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、マンチェスター・カメラータ、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、BBCコンサート・オーケストラ、ロイヤル・ノーザン・シンフォニア、ホーファー交響楽団、ウィーン室内管弦楽団など、数多くの国際的なオーケストラと共演。クラリネット奏者のジャネット・ヒルトンとヴィオラ奏者のロビン・アイルランドと共にアントン・シュタードラー・トリオ、そしてジャネット・ヒルトンとファゴット奏者のローレンス・パーキンスと共にクラリオン3の創設メンバーを務め、ジュリッツ・ブリッグス・デュオ(ヴァイオリン:デイヴィッド・ジュリッツ)、ブリッグス・ピアノ・トリオ(ヴァイオリン:デイヴィッド・ジュリッツ、チェロ:ケネス・ウッズ)、そしてリスニー・ブリッグス・デュオ(ピアノ:ジェームズ・リスニー)で演奏している。長年ヨーク大学で鍵盤楽器を教え、英国で定期的にマスタークラスと室内楽のレッスンを行っているほか、スイスとアメリカでもレッスンを行っている。セマフォア・レーベルで、バルトーク、ベートーヴェン、ブラームス、ブリテン(ブリテンの3つの個性的な小品は1989年に世界初演)、ショパン、ドビュッシー、ハイドン、モーツァルト、シューベルト、ローソーンの作品を録音しており、AVIEレコード・レーベルでは、ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン、ハンス・ガル、ショスタコーヴィチの作品を録音している。その中には、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアとケネス・ウッズとの共演によるハンス・ガルのピアノ協奏曲(モーツァルトのピアノ協奏曲変ホ長調 K.482とのカップリング)の世界初録音も含まれている。2025年には、ロベルト・シューマンの《森の情景》とブラームスのピアノ独奏のための最後の作品《4つの小品》を中心にロベルトの妻クララ、フランスの作曲家サークル「6人組」の 2人であるプーランクとタイユフェールなどを収録したアルバム『Small Treasures』をリリース。