Alexander Krichel (アレクサンダー・クリッヒェル)
ピアニスト
Alexander Krichel (アレクサンダー・クリッヒェル)。ドイツの男性ピアニスト。1989年生まれ。
ハンブルク生まれ。ハノーファーでは、ウラディーミル・クライネフの最後の生徒であり、その後、ロンドンの王立音楽院でドミトリー・アレクセーエフに師事し、最高の成績で卒業した。セルゲイ・ラフマニノフの作品の演奏を得意としており、ラフマニノフのピアノ協奏曲は重要なレパートリーとなっている。2013年にリリースされたデビュー・アルバム『春の夜～メンデルスゾーン、シューベルト、リスト、シューマン：ピアノ作品集』は、批評家・聴衆の双方から非常に高い評価を獲得した。同年ドイツのエコー・クラシック賞を受賞。ミヒャエル・ザンデルリング指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団とのピアノ協奏曲第2番のライブ録音や、モーリス・ラヴェルの3大ピアノ曲集の録音をリリースしている。2021年には、ジョージ・エネスクの「ピアノ組曲第2番」とモデスト・ムソルグスキーの「展覧会の絵」を収録したニューアルバムがリリースされた。これまでに、ベルリン・フィルハーモニー、ベルリン・コンツェルトハウス、ハンブルク・エルプフィルハーモニー、ハンブルク・ライシャワー、ミュンヘン・ヘラクレスザールとプリンツレーゲンテン劇場、ケルン・フィルハーモニー、チューリッヒ・トンハレ、ロンドンのセント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニーなどでコンサートを行ってきた。また、ニューヨーク、ケープタウン、東京、京都、カラカス、メキシコシティ、オスロ、ワルシャワ、ブカレストなど、多くの都市に招かれている。フランクフルト放送交響楽団、バンベルク交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ドイツ・ラインランド・プファルツ国立管弦楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団への出演に加え、東京交響楽団、京都市交響楽団、フェスティバル・ストリングス・ルツェルン、ポーランド室内フィルハーモニー管弦楽団、サンクトペテルブルク交響楽団などと共演している。また、ジョナサン・ノット、マイケル・サンダーリング、ガブリエル・フェルツ、ヴォイチェフ・ラジスキ、マルクス・ポシュナー、アンドリュー・リットン、ルーベン・ガザリアンなどの著名な指揮者と共演している。シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、ラインガウ音楽祭、メクレンブルク・フォアポンメルン音楽祭、ボン・ベートーヴェンフェスト、シュヴェツィンガー音楽祭、キッシンジャー・ゾンマー、「Piano aux Jacobins」、マルヴァオ国際音楽祭などにも出演。フェスティバル「Kultur Rockt」の共同創設者兼芸術監督、専属の室内楽シリーズ「Kammermusik am Hochrhein」の芸術監督も務めている。2018年からは、ファニー・メンデルスゾーン・フェルダープライズの常任審査員も務めている。
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