Beth Levin (ベス・レビン)
ピアニスト
Beth Levin (ベス・レビン)。アメリカの女性ピアニスト。1950年12月17日生まれ。
これまでに、マリアン・フィラー、ルドルフ・サーキン、レナード・シューア、そしてタウブマン・インスティテュートのドロシー・タウブマンらに師事した。ベートーヴェン、シューマン、ショパン、ブラームス、ラフマニノフ、ラヴェルなどの表現力豊かで難易度の高いレパートリーに加え、アンダース・エリアソン、ダヴィッド・デル・トレディチ、アレクサンダー・ゴレツキー、ルイス・カルチン、スコット・ウィーラーなどの代表的なモダニストの作品にも力を注いでいる。ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれた。3歳よりピアノを始める。カーティス音楽院で学ぶためにヨーロッパから移住してきたセシル・シャーリップに12歳まで師事。シャーリップからフィラデルフィアのセトルメント音楽学校で教えていたショパンの偉大な解釈者、マリアン・フィラーのオーディションを受けるよう勧めれた。12歳のときにフィラデルフィア管弦楽団のオーディションに合格した。17歳のとき、当時ピアノ教授でカーティス音楽院のディレクターだったサーキンのオーディションを受けて合格した。アメリカ国内と海外で、ソリスト、室内楽奏者、協奏曲のソリストなどで活躍している。ミュージック・フロム・マールボロ "プログラム（マールボロ音楽学校・音楽祭とカーティス音楽院の派生プログラム）のアーティストとして、ピアニストのポール・バドゥラ＝スコダ、有名なヴェーグ・カルテットの創設者であるヴァイオリニストのサンドル・ヴェーグ、ベーシストのジュリアス・レヴィンと共演した。また、ジュリアード・カルテットのラファエル・ヒリアーやフルーティストのポーラ・ロビソンと共演するなど、室内楽にも積極的に参加。20代前半のうちに、アーサー・フィードラー率いるボストン交響楽団、アメリカの音楽家・指揮者であるミルトン・カティムス率いるシアトル交響楽団、ベンジャミン・ザンダー率いるボストン・フィルハーモニックとピアノ協奏曲の共演を果たした。ヨーロッパでは、スペイン、アイスランド、セルビア、トルコなどを訪れた。毎年ソリストとして活躍しているアイスランドでは、トリオ・ボレアリスを結成して10年間活動し、アイスランド交響楽団のメンバーとも共演した。ニューヨークでは、ピアノの指導者として著名なドロシー・タウブマンに師事した。リンカーン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、スタインウェイ・ホール、メトロポリタン美術館などでリサイタルを開いた。現代作曲家とのコラボレーションの一環として、デル・トレディチの「Ballad in Yellow」を演奏している。ニューヨーク大学やウィリアム・アンド・メアリー大学などでアメリカのマスタークラスを開催している。最近の録音には、「A Single Breath: ベートーヴェンの「最後の3つのピアノ・ソナタ」（Navona Records, 2013）、ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」（Centaur Records, 2011）、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」（Centaur Records, 2008）などがある。
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