Misha Dichter (ミッシャ・ディヒター)
Misha Dichter (ミッシャ・ディヒター)。アメリカの男性ピアニスト。1945年9月27日生まれ。
第二次世界大戦中にポーランド系ユダヤ人の両親の元で上海で生まれた。家族とともに2歳でカリフォルニア州ロサンゼルスに移り、5歳でピアノを始めた。アルトゥル・シュナーベルの弟子であるアウベ・ツェルコ(Aube Tzerko)に師事。アーノルド・シェーンベルクの弟子であるレオナルド・スタインとの作曲を師事。ニューヨークのジュリアード音楽院に通い、ロジーナ・レヴィーンに師事。ジュリアード音楽院在学中、1966年にモスクワで開催されたチャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞。タングルウッドでエーリッヒ・ラインスドルフ指揮のボストン交響楽団とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏。この演奏はNBCで全国放送され、その後RCAで録音された。1968年にレナード・バーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団で同じ協奏曲を演奏してデビュー。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、アムステルダムのコンセルトヘボウ、主要なアメリカ、ロンドンのオーケストラと数多く共演。フィリップス、RCA、ミュージックマスターズ、コッホ・クラシックスなどのレーベルで録音を行った。クルト・マズア指揮のとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とのブラームスピアノ協奏曲、ヘンデル変奏曲、ベートーヴェンのピアノソナタ、リストのハンガリー狂詩曲全曲録音、ブラームスのソロ作品、アンドレ・プレヴィン指揮のピッツバーグ交響楽団とのリストのピアノ協奏曲、ネヴィル・マリナー指揮のフィルハーモニア管弦楽団と共演したガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーを始め、ショパン、ムソルグスキー、シューベルト、シューマン、ストラヴィンスキー、チャイコフスキーの作品を数多く録音している。ディヒターの録音は数多く再リリースされており、クルト・マズアが指揮したライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とのベートーヴェンのソナタ「悲愴」とブラームスのピアノ協奏曲第2番、ベートーヴェンの「月光」ソナタとブラームスのピアノ協奏曲第1番がPENTATONEからSACDでリリースされている。リストのハンガリー狂詩曲の録音が、ニュートンのレーベルで再リリースされている。妻はピアニストのシパ・グラツマン・ディヒター(Cipa Glazman Dichter)で妻とともにピアノデュオとしても活動している。ラヴィニア、カラモア、リンカーンセンターのモストリー・モーツァルト、アスペン音楽祭などの米国の夏のフェスティバルで演奏を披露している。ディヒターは、これまで注目されて来なかった多くの2台のピアノおよび4手のためのピアノの作品を演奏してき。モーツァルトの4手のためのピアノ作品を全曲録音ている。現在はニューヨーク市在住。
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