Susanna Artzt (スザンナ・アーツト)
Susanna Artzt (スザンナ・アーツト)。ドイツの女性ピアニスト。
ウィーンを拠点に活動。クロアチアのZagreb Music Academy(ザグレブ音楽学校)に15歳で入学し、ウラジミール・クルパンに師事。17歳の時、ブルーノ・ビェリンスキのピアノ協奏曲の演奏で高い評価を受けた。ミヒャエル・クリストのもとでマジストラ・アルティウムを取得した後、大学院でペーター・エフラーに師事。また、ヤコブ・ラティナー、マレー・ペラヒア、ルドルフ・ケーラー、エフゲニイ・ティマキンといった著名なピアニストたちともマスタークラスで学んだ。『ピアノ・ニュース』誌上でドビュッシー、スクリャービン、リリ・ブーランジェの作品を収録したデビューCDが2ヶ月間で最も優れたクラシックCDに選出された。グラモラ・ウィーンからリリースされた2枚目のソロCD「ラ・ヴァルス」では、フランツ・クサヴァー・モーツァルトの「6つのポロネーズ・メランコリック」全曲とフランツ・シュレーカーの「2つのワルツ・即興曲」の世界初録音が収録されている。2014年にモーツァルトの作品に捧げたピアニストの3枚目のソロCDをリリース。ウィーン楽友協会、ウィーン・コンツェルトハウス、ミュンヘンのプリンツレゲント劇場、ザグレブのリシンスキ・ホール、ブラティスラヴァ・フィルハーモニア、ロンドン、ニューヨーク、ピッツバーグ、ムンバイ、ケルンなどのコンサートホールで演奏している。また、クラングボーゲン・ウィーン、ザグレブ・ビエンナーレ-ワールド・ミュージック・デイズ、ハイデルベルガー・フリューリング、ヴァイルブルガー・シュロス・コンツェルト、ショパン・フェスティバル・ゲーミング、ブカレストの現代音楽週間などの音楽祭に招かれ、ORF、WDR、BR、RAI、HRTなどのラジオやテレビのレコーディングにも参加している。カミーユ・サン=サーンスの協奏曲ト短調をズービン・メータ指揮のもと、ミュンヘンのプリンツレゲンテント劇場で演奏し、大成功を収めた。その後、ニューヨークでデビューを飾り、フランツ・シュレーカー作曲のワルツ・インプロンプトゥスop.9をアメリカ初演した。ソリストとして活躍する傍ら、ヴァイオリニストのカロリン・ヴィドマン、チェリストのオスマー・ミュラー(アルティス・カルテット)、クリストフ・パンティヨン(アロン・カルテット)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー(首席チェリストのタマーシュ・ヴァルガ、首席コントラバス奏者のオードン・ラッツなど)とも室内楽を共演している。1998年以来、夫のウィーン人ピアニスト、Manfred Wagner-Artzt(マンフレッド・ワーグナー=アーツト)とアルシオ・ピアノ・デュオを結成。アイルランドの作曲家ジョン・マクラクランは、ピアノ・デュオ作品『ラディカル・ルーツ』をアルシオ・ピアノ・デュオに捧げている。また、クロード・ドビュッシーのピアノ・デュオ作品全集をドイツ放送局WDRに録音している。レパートリーは、バロックから現代音楽まで幅広い。モーツァルト、ショパン、スクリャービンだけでなく、フランス印象派にも特別な関心を寄せている。
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Mozart- Sonata in F major, K. 332- 3rd mov. Allegro assai By Jessica Wu