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Karl Ulrich Schnabel (カール・ウルリッヒ・シュナーベル)

ピアニスト

Karl Ulrich Schnabel (カール・ウルリッヒ・シュナーベル)。オーストリアの男性ピアニスト。1909年8月6日生まれ。2001年8月27日没。

ベルリン出身。ピアニストのアルトゥール・シュナーベルとオペラ歌手テレーゼ・ベーアーの息子であり、弟はアメリカの俳優ステファン・シュナーベル。国際的に著名なピアノ教師であり、教え子にはレオン・フライシャー、クロード・フランク、リチャード・グード、クオン・クォン・マ、マリー・ペライア、ウルスラ・オペンス、ピーター・ゼルキンがいる。マレー・ドラノフ国際2台ピアノ・コンクール優勝者のエドワード・タージョンとアン・ルイーズタージョン、ヴァン・クライバーン・コンクール優勝者のスタニスラフ・ユデニッチ（2001）とジョン・ナカマツ（1997）らも教えた。5歳でピアノを習い始め、1922年から1926年までベルリン音楽大学でレオニード・クロイツァーとパウル・ジュオンに師事。ピアノの名教師として、また国際的な演奏家として優れたキャリアを積んだ。1933年、ヒトラーの政権獲得に伴いベルリンを離れ、コモ湖に短期滞在した後、第二次世界大戦直前の1939年にアメリカに移住した。同年、アメリカ人ピアニストのヘレン・フォーゲル（1911-74）と結婚し、ピアノデュエットのレパートリーを多く演奏するようになる。第二次世界大戦中は音楽活動を中断し、マサチューセッツの電子研究所の所長として戦争作業に従事した。1932年には、ドイツの童話を題材にした長編映画のプロデューサー、監督、撮影監督を務めるなど、数年にわたり映画製作に積極的に取り組んだ。2001年8月27日、コネティカット州ダンベリーで死去。遺品は、ベルリンのアカデミー・デア・キュンステの音楽アーカイブに保管されている。現在、娘のアン・シュナーベル・モティエが、夫のフランソワ・モティエとともにシュナーベル音楽財団を運営している。シューベルトの歌曲集を想像力豊かに解釈したことで知られる。1926年にベルリンでリサイタルデビューし、その後、ヨーロッパ、北南米、ロシア、日本、オーストラリア、ニュージーランドなどでリサイタルを行った。自宅やコンサート、レコーディングでは母親の伴奏を務めた。幼少の頃から母の声楽のレッスンで演奏し、生徒を指導していた。HMV、EMI、フィリップス、シェフィールド、タウンホールなどに、ソロや4手の録音を数多く残した。「ペダルの現代奏法」（1950年）の著者として知られる。シューベルトやウェーバーの楽曲のエディションも出版している。注目されてこなかったピアノ連弾のための音楽の復興に情熱を注ぎ、シューベルト、モーツァルト、シューマンなどの音楽を録音した。父親をパートナーとしてデュオ演奏やレコーディングを始めた。1939年、妻でアメリカ人ピアニストのヘレン・フォーゲルとともにピアノデュオ・シュナーベルを結成し、2台のピアノとオーケストラのための協奏曲や、1台のピアノと4手のためのリサイタルなどを演奏した。1956年にはオランダ音楽祭に参加し、オーケストラと5回の公演を行い、1972年にはエジンバラ音楽祭に出演している。妻の死から5年後の1979年、カール・ウルリッヒ・シュナーベルはカナダのピアニスト、ジョアン・ローランドと新しいデュオを結成した。国際的に有名なピアノの教師として最もよく知られ、13歳の時に父親の助手として教え始め、1940年にはニューヨークのダルクローズ・スクールの全器楽科の主任となった。1947年からは、イタリアのコモ湖で毎年行われる国際的な夏のマスターコースを行った。さらに、イギリス、スコットランド、フランス、イタリア、ドイツ、オーストリア、スペイン、イスラエル、ブラジル、日本、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、そしてラヴィニア音楽祭を含むアメリカ全土でマスターコースを指導した。1985年から2000年までマンハッタン音楽院の教授を務めた。1960年代初頭から、世界中で数多くのマスタークラスで教えた。ペダリングの効果について『ペダルの現代奏法』（1950）を著し、原著の英語からイタリア語、韓国語、中国語などに翻訳されている。

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