Dina Ugorskaja (ディーナ・ウゴルスカヤ)
Dina Ugorskaja (ディーナ・ウゴルスカヤ)。ロシアの女性ピアニスト。1973年8月26日生まれ。2019年9月17日没。
レニングラード(当時のサンクトペテルブルク)に生まれ、音楽家の家庭で育った。父親は、著名なピアニストのアナトル・ウゴルスキー。1980年にレニングラード・フィルハーモニア・ホールで演奏し、7歳でデビューした。1980年から1990年にかけて、レニングラード音楽院の専門的な音楽アカデミーに通い、ピアノと作曲を学んだ。マリア・メクラーと父親、作曲はピアノ科を担当していたエフゲニー・イルシャイに師事していた。1989年、レニングラード・フィルハーモニア・ホールで弦楽四重奏曲を初演し、作曲家としてのデビューを果たす。1990年から1992年にかけて、アンネローゼ・シュミットとガリーナ・イワンゾワに師事。ベルリンのハンス・アイスラー大学に入学し、デトモルト音楽アカデミーに移り、再びガリーナ・イワンゾワに師事するとともに、ネリーヌ・バレットにも師事し、2001年には大学院レベルのコンサート試験("Konzertexamen")の学位に合格した。2002年から2007年までデトモルトでピアノを教え、准教授の職に就いていた。2007年から2008年にかけてはミュンヘンに拠点を移していたが、2016年10月、ウィーンの音楽・舞台芸術大学のルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン研究所のピアノとチェンバロの教授として招聘された。2019年9月17日にミュンヘンの自宅で、癌のために亡くなった。ドイツ、ロシア、フランス、オーストリア、ウクライナでコンサートを行い、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスのコンサートホールやシュヴェツィンゲン音楽祭で演奏したほか、「ヒッツァッカーの音楽の日」やディジョン音楽祭など、数多くの音楽祭に出演した。共演した指揮者には、ウラディーミル・ユロフスキ、ペーター・ギュルケ、フランク・ベアマンらがいる。また、ライプツィヒ放送交響楽団(MDR)や北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団(North West German Philharmonic Orchestra)と定期的に共演している。父親と組んで、バッハの2台のピアノのための協奏曲(協奏曲ハ短調BWV1060)、モーツァルトの協奏曲第10番変ホ長調、ショスタコーヴィチの2台のピアノのためのコンチェルティーノop.94などの録音をリリースしている。ヴラディスラフ・チャルネツキの指揮のもと、プフォルツハイムを拠点とする南西ドイツ室内管弦楽団とのベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番の録音をリリースしている。
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