Efrem Zimbalist (エフレム・ジンバリスト)
Efrem Zimbalist (エフレム・ジンバリスト)。ロシアの男性ヴァイオリニスト。1889年4月21日生まれ。1985年2月22日没。
ロシア南西部の都市ロストフ・オン・ドンで、ユダヤ人の両親マリア(旧姓リトヴィノフ)と指揮者だったアロン・ジンバリストの息子として生まれた。9歳のときには父のオーケストラの第一ヴァイオリンを担当していた。12歳でサンクトペテルブルク音楽院に入学し、レオポルド・アウアーに師事。金メダルとルービンシュタイン賞を受賞して1907年に同音楽院を卒業し、21歳のときには世界で世界的なヴァイオリニストの一人となっていた。1907年にベルリン(ブラームスの協奏曲を演奏)とロンドン、1911年にはアメリカでオーケストラとデビューを果たした。1912年には、レオポルド・ストコフスキーがロンドン交響楽団に初登場した際のコンサートで、グラズノフのヴァイオリン協奏曲を演奏している。その後、アメリカに移住。1917年、ボストンのニューイングランド音楽院のアルファ・チャプターから、音楽関係者のための全国的な友愛団体であるファイ・ミュー・アルファ・シンフォニアの名誉会員に選ばれた。1949年にヴァイオリニストとして引退したが、1952年に復帰し、彼に献呈されたジャン・カルロ・メノッティのヴァイオリン協奏曲を初演した。1955年に再び引退した。1962年と1966年にチャイコフスキー国際コンクールの審査員を務めた。1928年、フィラデルフィアのカーティス音楽院で教え始めた。1941年から1968年までカーティス音楽院の院長を務めた。弟子には、リン・ブレイクスリー、アーロン・ロザンド、オスカー・シュムスキー、ノーマン・キャロル、ジョセフ・シルバースタイン、ヤッシャ・ブロツキー、ジョン・ダレー、マイケル・ツリー、フェリックス・スラットキン、シュムエル・アシュケナージ、ハロルド・ウィップラー、レオニード・ボロティンらの著名な音楽家を輩出した。作曲も行っており、自作曲としては、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲(1959年)、『アメリカン・ラプソディー』、『ダフニスとクロエ』という音詩、ニコライ・リムスキー=コルサコフの『黄金の鶏』の主題による幻想曲、ビゼーの『カルメン』による幻想曲(1936年)、ヴィオラとピアノのための『サラサーターナ』という曲などがある。また、1956年に初演されたオペラ『ランダーラ』も作曲している。
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